248日目:小さな疑問点……。

 八十七代魔帝暦まていれき二二年・山羊魚やぎうおの月第四日・属性(風)・天気:曇り


 今日は仮説熱力学かせつねつりきがくの授業だったんですが、内容は前回に引き続き、巻物スクロールえがかれた例の特殊とくしゅ魔導陣まどうじんが発動するかどうかの検証作業でした。

 しかし、今のところ結果は全敗です。どれも発動する気配がまったくありません。

 はぁ~、これで本当に炎属性魔術で動く新型しんがた魔力機関まりょくきかんなんて完成するんでしょうか?

 

 そもそも、ピスト先生の考えが私にはちょっと理解できないんですよね……。

 魔力機関が稼働中に必ず熱を発するなら、逆に熱を発生させればそれが動くはずなんだ! って熱弁されても正直なところ意味が分かりません。

 

 でも、どうして魔力機関は動くと熱が生まれるんでしょう? う~ん……これは、一度その辺りを調べる必要がありますね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る