　八十七代魔帝暦（まていれき）二二年・星蠍（ほしさそり）の月第八日・属性(炎)・天気：晴れ

　ネイトからもらったお茶と高級入浴剤のおかげか、今日はなんだか普段よりも身体（からだ）が軽い気がします。

　きっと疲労（ひろう）回復効果（かいふくこうか）がある品をわざわざ選んでくれたに違いありません。

　う～ん……今回のことも含（ふく）め、色々と助けてくれるので、これを機（き）にちゃんとお礼がしたいですね。

　ただ、彼女の性格を考えると、逆に気を遣（つか）わせてしまいそうな気もします。なにかいい口実（こうじつ）があるといいんですけど……。

　あ！　そういえば、今月の二十八日はネイトの誕生日だったはずです！　その日なら彼女も気兼（きがね）ねなくお礼を受け取ってくれるかもしれません！

　ふふっ、我（われ）ながら素晴らしい作戦です♪　けど……どんな品を贈（おく）ったら喜んでくれるでしょう？　悩みますね。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい