第245話 一番
【祝】300万PV突破!!
いつもありがとうございます。
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この二年の間に何があったかを簡単に話ておこう。
まず大きなところではアレだ…
『ゼハールト家、子爵になる』
…うん、陞爵した。
ハッキリ言って、国王の策謀を感じざるを得ない…が、コレは『家』に対してなので俺が何か言う隙もなく決められていた。
家としても良いことだし、家族で文句を言う者は誰もいない。…当然だよな。
俺としても国王にどんな裏があるか窺い知れないが、止められるモノでもないし…。
問題は二つ…。
一つは他貴族家のやっかみである。
俺が転生して生まれ変わってから二回目の陞爵…よく知らないけれど、多分異例なんだと思う。当然、ソレによるやっかみが増えるのだが…。
まあ、コレは義祖父さんの力やなんなら俺が『対話(物理)』するから、まあ、良いか…で済ませられなくもない。多分、国王はこの辺りも込みで考えているのでわないかと思う。
問題はもう一つ。
『跡継ぎ』がアレである。………そう、あの…ちょっと…残念な………アレである。アレが子爵家当主になるとか、大丈夫なのか不安でしょうがないが…。
とはいえ騎士としては多少なりとも優秀だ、との話も聞くし…う~~~ん、実際父さんはどうするのかね?
まあ、五男の俺には関係の薄い話だし、そもそも家を出る気満々だからな。まあ、今後、なるようになるのではなかろうか。
次。
ご褒美としていただいた錬金室の件。
国王よりいただいたソレはヴァーチェの外れに『新しく』建てられた。そう、まさかの新築である。
そして新築であるが故…かどうかは知らないが、最新の設備、道具を完備。おおよそ考えられる最高の錬金部屋が与えられたのである。
こ、これは…捗るっ!…となるワケもなく、俺は俺が作りたい物を作りたい時にしかソコを使わないので、やはり…というか若干勿体ない気が多分にするが、ゼハールト邸以外で俺が心置きなく休める場所が出来たのは非常に良かったと思う。
国王陛下、ありがとう。
次。
『シーバス、A級冒険者になる』
レベリングと訓練を積んだ結果、シーバスが冒険者ギルド史上最高年齢でのAランクを獲得した。
シーバスと同年代でAランクの人物は存在するが、その人たちは若い頃にAランクになった人たちであり、シーバスの年齢になってからAランク獲得というような人は今までいなかったらしい。
そりゃあそうだろう。シーバスや義祖父さんの年齢ならほとんど引退しているのが普通だと思う。現役でバトろうなんていうのはほんの一握りしかいないと思うよ。
この間なんて、義祖父さんもシーバスも一対一タイマンで『オークキング』に勝ってたからな…。終いには、どっちが早く倒したか?で揉めてたし…。
え?結局どっちだったんだって?そんなの俺が『オークキング』を瞬殺して俺が一番、ってことで話は終わらせたよ。
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