理想と現実

私の仕事は倉庫手

2ヶ月前から箱詰めされている商品を

積み替える業務を任されている

本当ならもう1人担当を充てられるべきだが

最近は人手不足で私ひとりでやる事が多い


軽いもの、重いもの

小さいもの、大きいもの

長い時は2時間近く

休むことなく全力で

ピックと移動と積み替えを続ける


職場の女性からは

『女の仕事じゃないよね』

『誰か手伝ってって言っちゃえばいいのに』

と言われる


正直、そう思う時も多々ある


だけど『女だから大変な仕事はできない』

とは言いたくないのだ


男か女かは関係なく

出来ないと思われれば任されない

出来ると思うから任されているのなら

出来ない宣言は期待を裏切る事になる


それに他に任せられる仕事がなければ

出来ることを任せざるを得ない


でも悲しいかな、身体は正直で困る

腰痛や疲れは溜まる一方で

踏ん張りがきかなくなってると実感している


理想と現実の狭間で

どうする事が正解なのかを模索している

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