高校一年生 十二月

十二月一日

朝起きると、結構ギリギリの時間…。

やばいっ!と思って何とかバスに乗り、バス停で降りた後、走るか…と走り出した時でした…。

「!?イッタ…」

足元を見ると靴があらぬ方向に曲り、私の足もそれに対応して曲がっていました。

靴の先端を見ると、裂けたまま放置していたからか、そこから靴底が出てきていまして。

しょうがない。とその靴底を抜いて、また走り出すと…。

「何!?」

靴の底が剥がれて出てきていまして。

みたことのない靴の内部まで丸見え。こんなに汚いんか…と軽く絶望。

4年間よく頑張った、私の制履は、見るも無惨な姿になりました笑笑

アスファルトを足に感じるほど、ボロボロになった靴で走れるわけも。ましてや歩くのも激イタ。

やむおえず遅刻して、生徒指導の先生に靴が壊れました!と言ったら、帰りどうするんや?と。


そうだ!お金がないじゃないか!!帰りもあの激イタ履で帰るのか!?私!!


そこに神の手が…。担任の先生が今日は、お金を貸してくれる。と。

何円?と聞かれたので「7850円ですね…」とお答えしますと、先生が微妙な顔に。

うん、すまんとは思ってる。一瞬でも、その金を借りるのはすまんと思ってる。

すると先生が、「大金なので、僕も一緒に買いに行きます」と。

なぜか、担任と2人で廊下と廊下の端で並び、無言で一緒に購買へ。

別れたカップル?と言われそうになるほどの、気まずい空間で購買につくと。

今度は泥沼の三角関係みたいに、購買の先生も含めて気まずい事に。

本当に、すまんとは思ってる。でも、ちょっと面白かった笑笑

新しい靴、めっちゃ快適です!!

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