フットボールの戯言 その3

 はい、どうも、みなさんこんばんはー。フットボールの戯言、第三回目になりまーっす。

 いよいよ明日、運命のスペイン戦。

 良い子のみんなは早起きして観るのかな?

 それとも、カフェイン、ガン決めして夜更かしするのかな?

 どっちなんでしょう。

 私はとりあえず、早めに寝て、朝4時に起きるつもりです。

 というわけで、スペイン戦の展望を、思いっきりポジティブかつ楽観的に、日本の都合のいいように述べてみたいと思います。

 嫌なことから目を逸らすことも、心を整えるためには時には大切ですよ。

 

 ところで、みなさん。一週間前に見た、スペインvsコスタリカ戦を観てどう思いましたか?

 スペイン、まじやべー。

 優勝候補の一角だな。

 こりゃ、スペインから勝ち点とるのは難しそうだ。

 ホント、ドイツに勝っておいてよかった。

 ってか、コスタリカ弱すぎじゃね?

 こりゃ、コスタリカから勝つのは当たり前だけど、何点取るかが大切だ。


 なんて、皆さん思ってたのではないでしょうか?

 かく言う私も、その一人です。

 

 まさか、一週間後、こんな状況になっているとは一体どれだけの方が想像してたのでしょう。

 一週間前の私たちは本当に幸せでした。

 どうもありがとうございました。

 

 というわけで、切り替えて行こう。


 もしあなたがコスタリカの監督、ルイス・フェルナンド・スアレスだったら……


 スペインに前半で3-0になった時に、「なんとしてでも、これ以上点を引き離されるないようにしよう」と考えるか、


 それとも、「どうせ3-0も10-0もかわらない。スペインに徹底的に攻めさせて攻め疲れをさせてしまえ」と考えるか、


 あなただったらどっちでしょう。


 常識的に考えれば95%以上の可能性で前者だと思うのですが、もしその5%の思惑が、この監督の脳裏にあったのならば、最終戦、全てがひっくり返るかもしれません。


 それというのも、初戦のスペインvsコスタリカ戦では、後半明らかにスペインの選手達がいわゆる競馬で言う所の掛った状態でした。

 後半29分に5-0になって、この試合で負ける可能性は0%。そして得失点差でもこれ以上必要が無いというのに、スペイン代表はタイムアップの笛が鳴るまで、全力で攻め続けました。

 人間は勝利に酔いしれている時には疲労は感じないものなのです。

 

 そのダメージが知らぬ間にスペイン代表の体を蝕んでいたのです。

 先日行われたドイツvsスペイン戦では明らかにスペイン代表の体が重そうでした。

 それでも、一昨年に行われたネイションズリーグでの6-0で勝った良いイメージがスペインにあったのでしょうか、後半の29分に先制。しかし直後から、スペイン代表の足がぱったりと止まってしまったのです。

 その後、ドイツに押されるようになると後半38分に失点、その後もスペインの代名詞である華麗なパスサッカーは見ることが出来ず、

ヘロヘロになりながらも、どうにかドローに持ち込んだというのが私の感想です。


 おそらく、スペインの中核を担ってたガビ(18歳)とペドリ(20歳)はコスタリカの監督の罠にはまったのかもしれません。(私の中のたった5%程の希望ですが……)

 その才能に比例するならば圧倒的な経験不足を突かれた両者は日本戦に出場しないという話も聞こえて来ます。

 歌を忘れたカナリヤは……という童謡が日本にありますが、はてさて、ティキタカを忘れたスペイン代表にはどのような運命が待ち構えているのでしょうか? 

 

 さて、我らが稀代の名(迷?)将、森保監督。

 もし、スペインvsコスタリカ戦を我々とは全く別の視点で見ていたとしたのならば、第三戦のスペインは攻めてこないと、あの時点で予想していたのならば、

 ブロックを敷くスペイン相手に狭い場所でのドリブルを得意とする久保選手と、針の穴を通すパサーの柴崎選手をフレッシュな状態で使いたかったのでは……

 (1部と2部の違いはあれど、ともにスペインリーグに所属している選手です)

 

 そして、足が止まった後半に止めを刺すべく、三笘選手を投入すると考えているのならば……わずかな可能性ですが、でも、私の中ではその可能性が捨てきれません。


 なぜなら、長らくFC東京のサポーターをしている人間として、リーグを制覇することの難しさをこれでもかと知っているからです。


 そのリーグ戦を3度制した監督が、ドーハの悲劇でこれ以上ない煮え湯を飲まされ、今、その舞台に再び立っている人間が、私はどうしても世間でいう所の無能な監督であるとは思えないのです。

 

 乾坤一擲、今、我らの日本代表は再びその刃を密かに研ぎ澄ませていると信じながら、この話は終わりにしたいと思います。


 もし、再び、ジャイアントキリングを成し遂げることが出来たのなら……

 

 3戦して2度の大番狂わせは、それは大番狂わせでは無く、単にその実力を世界が見誤っていただけだのだと、そうなることを切に祈りながら、今日のお話はこれで終わり。


 それじゃあ、みんな、バイバイキーン\(^o^)/

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