第23話 「国家反逆罪の罪?」」
「セツラ様!
サウジ王の娘ミカ様が面会を求めておられますが・・如何いたしましょうか?」
「ミカ王女が?何故私に?
いや・・彼女の心の内は、理解している。
彼女は、ダヴィデに対して、憧れを抱き、恋をしているのだろう・・
私は、何もしてやれないが・・私とサウジ王と引き合わせる魂胆でないなら・・・私が指定する場所であるなら、彼女に会いましょう。」
セツラは、ミカを流離の丘に、時間指定をし、15分間だけの面会を許可した。
◆
「あなたが夢見の少女セツラ?
どうして私をこのような場所に来るよう指定したの?」
「ミカ王女!あなたが私に会いたい理由は、理解しており
私にとって、サウジ王の身内の者に会う理由がないからです!
最初に言っておきますが、私は、あなたとダヴィデを引き合わせたり
恋仲を取り繕うような事は、一切する事はできません!」
「何ですって?
私が、いつダヴィデと恋仲になりたいなど・言いましたか?」
「違うのですか?」
「違わないけど・・・・
確かに私があなたに会いたい理由は、あなたの言う通りダヴィデよ!どうして私の気持ちが分かったの?」
「そのような事・・どうでも良い事です!
私とダヴィデは、この国アブラハの未来を憂いており、サウジ王の王権を
ダヴィデに移す事を願っています!!」
「何ですって?
それは国家反逆罪よ!あなたを捕えるわよ!」
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