第13話 「将軍ゴリアテとの勝負」
将軍ゴリアテが大刀を握りしめ
陣営の指揮官たちを集めて、大声で叫んだ!
「俺は、ペリシテ国の猛将ゴリアテだ!俺様は百戦錬磨であり
これまで敵に傷を負わされた事など一度もない!俺は無敵だ!
さぁ!いつまで敵の動向を探っているのだ!
アブラハ族の弱小一族など、俺一人で蹴散らしてくれるわ!!」
「まぁ!待て!!!
ゴリアテ将軍よ!
敵国の王サウジなどは、恐れることはないが・・どうも敵陣の様子がおかしい・・先程までの雰囲気が一変している・・戦意の熱風が舞い上がっているのが分からないのか!?
何かが起こっている!!これまでは、我らペリシテ国の敵ではなかったが・・少し慎重になった方が良いだろう!!」
「ガイア王よ!あなたに戦況を読み解く天才である事は知っているが、
少し慎重になり過ぎているのでは?ここは俺に任せてくれ!
俺が前線に出て、敵の代表者と一騎打ちを打診しよう!
必ずペリシテ国の勝利を誓おう!」
「ゴリアテ将軍よ!
お前は、わが国の猛将である事は誰もが認めるところだが、
油断をすると足元をすくわれるぞ!」
「何を弱気な!
とにかく俺に任せろ!!!」
ゴリアテは最前線に出て行き、大声で叫んだ!
◆
「さぁ!勝負をしようではないか!
貴様らの代表戦士をひとりを選んで、俺のところによこせ。
俺と勝負して勝ち、おれを打ち殺すなら、俺たちはおまえらの奴隷となる。
もし、俺が勝って、そいつを殺せば、おまえらがおれたちの奴隷となり、おれたちに仕えるのだ。」
「何?ゴリアテ将軍を一対一の勝負だと?
勝てる訳がないではないか!」
サウジ王は、猛将ゴリアテの提案に震えあがってしまった。。
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