回想② たったひとつの歪んだやり方 / 九郷 康信 ……の裏

◎エピソードタイトルの元ネタ


 元々はSF小説『たったひとつの冴えたやりかた』……なのですが、僕が知ったのは『サイコロジカル』(西尾維新の小説)や『ワンダーステラ』(fhánaの楽曲)に登場するパロディのフレーズの方ですね。



◎エピソードの狙い


 義花と咲子がお互いへと抱く執着と、そこに巻き込まれる仁輔……という構図がずっと昔から続いていたことを見ていただきました。二世帯の複雑な関係性の正体が、少しずつ明かされてきたところですね。


 今回はストレートに、おねロリです。人妻に無邪気にプロポーズする保育園児……というより、覚えたての知識でお世話になっている夫婦に離婚を迫る生意気幼女の義花でした。物覚えが良すぎるのは昔からです。


 幼児どうしの可愛いやり取り、書いていて楽しかったです。義花の「結婚してあげていいよ」宣言、二人は覚えているのでしょうかねえ……


 そして咲子さんはヒロインというより、黒幕じみてもいます。

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