第4回🐔世界(カクヨム)の真理に至る→勘違い
本日の話題
・カクヨムと、なろうの違い。なろうの問題点。
・カクヨムは小説界のYouTube?
・俺はカクヨムの全てを知ってしまった!→勘違い
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本文
それはおよそ2時間前の、近況ノート。
https://kakuyomu.jp/users/senno9/news/16817330650182535023
あの後、風呂入って頭冷えた。
そしたら、別に大したことじゃないわ……ってなりました
近況ノート書いてる時はテンションぶち上りで、やんやん言ってのにね!
寝不足のため、氷点下に落ちた脳みそで今日は淡々と語る事にします。
◆小説家になろうというサイトと、なろう系
なろうはランキング最強です。導線も新着欄や、完結欄などありますが、基本的にはランキング。日刊総合を駆けあがった先にあるのはそれまでとは、比較できないほどのPVと評価が洪水のように押し寄せます。
ランキングを駆けあがった先には、色んな出版社からお声がかかり即作家デビューというのも、ワナビには魅力的に映りますよね。
しかし、欠点もあります。
ランキング至上主義のために、作品がランキング内で評価されやすいものに偏る。
ランキングで評価されやすい物が流行となり、それ以外は読まれない。
だからみんな、流行のものを書く。
だからどれも似たような構造の小説が生まれる。
その中でも、作者様たちの努力と工夫があることは知っています。
流行そのものも、異世界転生、最強、成り上がり、賢者、追放、ざまぁ、婚約破棄、聖女と、今でも変化し続けています。
それは素晴らしいのですが、それでも、流行の内側では、同じような小説ばかりが今も量産されている気がします。
なろうは広大です。ユーザーの数も、投稿作品も日本一です。
メインストリームを外れたところで素晴らしい小説がいくらでもありますし、深く潜れば、お気に入りの小説はいくらでも見つかるでしょう。
しかし、それを知ってる人は少ない。
書いている本人たちも、同じ趣味を持った書き手、あるいは読み手と合流できない。
だから、PVは増えないし、評価も中々つかない。
これは面白い! っていうものでもブクマ10以下とか結構余裕です。
さらに、サイトの外から眺めている人々は言いました。
「ああ、なろう小説でしょ? ハーレムとか俺つえーとかの。幼稚なやつ」
もちろんそれだけでは無い事は投稿サイトを使う作者様方は知っています。
でも、一般はそうは思わなかったのだと思います。
確かに、一定の時期、なろうは馬鹿にされていたはずです。
なろうのランキング至上主義は、素晴らしい一時代を作った陰で、小説の多様性を殺した側面があるのではないでしょうか?
ランキングという環境の中で、即物的な快感とお手軽さだけが持てはやされた現状が、現在のざまぁばかりの現状だと思います。
これは八軒の個人的な感想です。
いやいや違うだろって反論は、大いにあると思いますし、聞きます。
実際、今のランキングも、ループものや、聖女もの、いろいろありますしね。
でも、やっぱり、ざまぁ多くないですか? ざまぁ無しでは成立しないの? とは思うのです。
ランキング至上主義の負の側面だと思います。
ここまででやっと前半戦。気分を害された方はすいません。
◆一方カクヨムはどうか?
カクヨムに軸足を置いて思ったことは、
「なんかテンプレや、ざまぁ全然ないな」でした。
あるにはあるんでしょうが、あまり目立たない。
異世界ファンタジーのランキングを見ても、上位陣ほとんど、似通らない。
個性的でそれぞれが別の面白さを持った小説が並んでいるように感じました。
カクヨムも週刊ランキングとは言え、ランキング制なのに何でこんな事が起こるのだろうな? と思っていました。
なろうとどこが違う?
結論から言うと、
https://kakuyomu.jp/info/entry/hotworks_personalize
でした。
(八軒は新参なので知らなかったのですが、これ今年の7月に開始されたのですね。ごくごく最近だった。つまりこの変化も最近? 昔のカクヨムは実はテンプレにあふれていた、とかありませんか?)
これと、
豊富な交流機能。
これでもかと入られた非匿名性の評価、交流ツールです。
これによって、自分と同じ趣味、同じ趣向・傾向を好む作者を探しやすくなっているのですね。作者と小説を中心とした、Twitterのような、クラスタ化が生まれているような気がします。
関連する小説の欄で、「あ、これ自分の好きそうなやつ」とブクマしたことは一度や二度ではないと思います。
それから、びっくりしたのですが、★1000から★500をコンスタントに集められる作者さん沢山いるんですよね。ランキングにも当然乗るのでしょうが、なろうみたいな一極集中が起こっていない。皆さん、自分の独自の作品でファンを集めて、活発に交流をし、のびのびと書かれている。
ランキング上位の★10000作家様も居られますが、
八軒なら、自分の書きたい小説を書いて、数百人からの人が読んでくれたらそれだけで幸せになれてしまいます。(八軒がお金のために、書籍化を目指している前提は今は置きます)
さらにはPVによって、リワードが生まれる。少額でもお金がもらえます。
トップカクヨム作者様はとんでもない額を貰っておられるとか。
◆カクヨムは小説界のYouTube?
これと似ているのは、やはりYouTubeです。
八軒はYouTubeが好きです。毎日、家事をする時や、運転をするときは無線イヤホンで小説系や創作系、情報系を聞いています(見る系よりも、聞く系がほとんど)。
最近は日テレNEWSがお気に入りですね。テレビよりも公平で、ぶつ切れでない情報が入ってくる。
YouTubeは、使っているうちに、自身の興味のあるものが表示されやすくなり、さらにそれ以外でも容易に検索できます。
無数のチャンネルがあり、自分の好きなジャンルの好きな配信者・動画制作者さんを自分で選び、常連になることができます。
配信側も、そこに集まった人々が見てくれるもの、を作る必要がありますが、基本的に、興味があって見に来てくれているので、自分の表現したい物が表現ができやすいです。
YouTubeの台頭で、苦戦を強いられているのは、テレビです。
今の若者はテレビをみません。八軒の家も、引っ越しを期にテレビのアンテナをつなげませんでした。今は子供のswitch専用機になっています。
テレビはチャンネルがあるものの、基本は流されるものを見る、受け身のコンテンツなのですね。
なろうも、日々更新されるランキングだけを読むユーザーにとっては受け身のコンテンツである気がします。
自分で読みたいものを選んでいる、というのはあるでしょうが、流行が変わるごとに、評価層が一新されているとは思えません。やはり、ランキングに乗ったから、読むというのはありそうです。
これには、ランキングが上のものは面白いはずだ、という根強いランキング神話が関わっているとは思いますが。
最初、カクヨムの交流は面倒くさいなぁと思っていました。
カクヨムは、無名が新着欄で作品を出しても0PVあたりまえ。しかしなろうでは、1時間に数十PVはつきます。(ジャンルやタイトルにも拠りますが)
下積みしないと、何にもできないやん! と。
自分の小説を読んで評価してもらえる場ではなかったのか……という絶望。
八軒は、今年5月頃に、異世界ファンタジーを6万文字程度投稿しています。3日間連続投稿でPV0でした。
それで、俺の小説はクソだったのだ。
と自棄になり、消去した過去があります。
パソコンの中に、データとしては今も残っていますが、今見ても荒い作品なので一生封印でしょう。
◆八軒は、カクヨムの真理に至る
今日の仕事中、突如降臨した天啓。それは、
カクヨムとは、YouTubeのごとくもの。
自分のチャンネルを開設して、視聴者を集める、自分の王国を築くコンテンツなのでは!? そこは、ジャンルや流行りに、囚われる必要のない世界。
「こういうのが良いんでしょう? 流行りなんでしょう……?(おずおず)」
ではなく
「俺はこういうのが面白いと思うけど、どうよ!?」
が通る世界なのでは。
その中で、自分のフォロワーさんたちが、いやいやそれは面白くないよ。もしくは、そうそう、貴方にはこういうの求めてた! と反応を返してもらえる。
小説書きにとって、なんと夢のような世界でしょう。
自分の取り巻きの中でお山の大将。
そういう側面もありますが、そのお山がどんどん大きくなったら? それは、固定ファンを大量に持った、大小説家の姿と同じなのではないか?
今の、カクヨムトップ作者様たちは、そういう状況なのではないか? と思います。
人間は、沢山の人が評価している場所に行きたがる習性があります。
YouTubeも登録者が登録者を呼ぶようです。
Twitter上では、書籍化してもお話として絶賛されようが、売り上げが響かなければ打ち切り不可避と、盛んに意見が交わされていました。
海外では、小説も、一話いくらの販売制が伸びている様子。
マンガアプリと同じ方式で、小説も売られる時代。
リワードや、電子版のみの書籍販売の未来はいつか来るでしょう。
これからの小説界はカクヨムがけん引していくのかもなぁ、と思ったのでした。
これは、ヤバい真実に気づいてしまった。ぜひエッセイで拡散せねば!
と八軒はうきうきでした。
(今日のオチ)
◆そんな事はみんな知ってて、カクヨムやってる。
お風呂入ったら、頭が冷えて、そういう結論に達しました( ゚Д゚)
自分と趣味があるファン集めて、小説読んでもらえって、そんなの当たり前だったわ……。俺あほやでぇ……。
がんばって、自分が面白いと思う小説読んでもらえるようになろ……。
今日はここまで。4000文字は笑う。
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