こんな俺では書籍化作家になれるハズがない!
千八軒
書籍化? できらぁ!
第1回🐔咆哮す「金がいるんじゃぁぁぁああ!!!」
本日の要素 お金 自分語り 胸糞
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合わねーなと思ったら今日はバック推奨な!
読む時間減らせて、読み手に優しいだろ?
本文
エッセイという禁断の果実に手を出してしまった。
小説よりもお手軽に思想をお届け。
あるあるネタを拾ったらお手軽に共感ゲット。
極端な事を書いて『一言物申すマン』を爆釣りでコメント欄大盛況。
結果的にPVうまうま。挙句、手が付かなくなる小説。
あれ、俺、何がしたかったんだっけ……
ああ、キレイナヒカリダナァ
そうなるらしい。エッセイ書くとね?
いや、そうはならんぜ! 俺には目標があるからな!
そう、書籍化作家になるという夢がある!
でもなぁ……、それって茨の道なんだよなぁ……。
そんな簡単になれるもんじゃありません。
なんだったら、なった後の方が大変、らしい。
100%普通に働いてた方が良い。
お金効率も多分悪い。
かなりの売れっ子だって年収1000万だぜ?(最近Twitterで見た)
ちなみに30代男性の平均年収(2021年)が474万らしい。
そう聞くと、「作家すげぇ!」と思うけど、これ上澄みだから。
あと、正直30男で、500万以下はしんどい。家庭持ってるとなおさら。
(あ、八軒は30代男性、いわゆるオッサンです。美少女萌え萌え作家だと思ってた読者諸氏、夢を壊してごめんね♡ それでも愛してくれてもいいんだぞ♪)
小説書く人種、しかもそれを商売にしようなんて人種、多かれ少なかれ
八軒、今年の夏まで、看護師してた。ナースマンな。
3交代で夜勤もバリバリと。むしろ夜勤マシマシ。
今年で9年目だからそれなりのベテランだ。
年収も540万くらいあったはず。
でも足らなかったし、無理があった。
うちは4人家族で、4歳と5歳の子供がいる。
可愛い奴らだ。執筆してても、よじ登ってきて
「パパー! パパー!!」って、うっせえわ!
嫁は専業主婦。これまたワケあり。
うちの嫁氏は割とガチの精神よわよわウーマンだ。
精神科にも通ってるし、外で働けるような人じゃない。
このあたりを掘り下げていくと、話が長くなる。
さらっと行くぜ。また今後語る時があるかもしれん。
そんなわけで、クソドリ八軒ことパパどりな俺は、自分の稼ぎだけで家族四人を養ってた。頑張ってた。でも限界が来た。
職場の上司(クソったれな係長、陰湿なやり方は今でも吐き気がするわ)と揉めた。
揉めた理由は、俺がくたばってたからだ。悪いのは俺。
2021年春から嫁の状態が一段、悪くなった。
約1年間みっちりと失声症を発症して、外に出れなくなった。過去からのフラッシュバックでしょっちゅう腕切ってた。今まで何とか分担してた子供の幼稚園お送り向かいができない。食事の用意もまちまち。
俺は夜勤専従をすることにした。
看護師の3交代は、だいたい
日勤(8時-17時) 準夜勤(16時-1時) 深夜勤(0時-9時)
の3パートに分かれる。
その中でも準夜専従だ。
つまり、毎日16時に出勤して1時過ぎに帰る。
そして7時に起きて、子供と嫁を起こし、幼稚園に送る。
送ってから少し寝るか掃除や洗濯ものをする。
14時には子供のお迎えに行って、それから15:30には病院に出勤する。
そんなことを1年間ぐらいやった。
結果自分も欝っぽくなって希死念慮にとらわれた。「死にたい」ってやつね。
あと、喘息が悪化した。春と秋はあかん。
ぜはーぜはー、言いながら病棟走ってた。
ここで勘違いしてほしくないのだけど、嫁は悪くないし、責めてほしくない。
調子のいい時は家事もしてくれたし、子供も見てくれた。
でもまかせっきりはできない。
7割くらいはこっちがやってたと思う。
病気だからね。できないことはできないんだよ。
ましてや、𠮟りつけてやらせるなんて論外だ。
おまけに声が出ない。喋れない。
しょうがねぇ時があんだよ。病気は。
そんなわけで、無事キャパオーバーした俺は、看護師の仕事の効率が下がった。
ぼーっとしてミスも増えた。
病棟でもコロナクラスタが3回ぐらい出てたから、ひり付いてた時期だったしな。
そんな中で、係長が物申して来たから、反発してしまった。
良くないヨネ。上司、特にお局的女性に歯向かうのはヨクナイ。
口で勝てるわけないし、ロビー活動されたら、社会性に長ける女性陣に勝てるわけないんだ。
なんで、無事ぶっ壊れた俺は、辞める事を決意したワケ。
それから、実家のある他県に引っ越した。
今はじいじばあば(俺の両親)に子供の面倒を助けてもらっている。
仕事は、パートにした。
夕方から翌朝までのぶっ通しの病棟、夜勤専従。
なにせ、金がイイ。8回入ればそれだけで28万くらいになる。
この仕事の良いところは、パートだから、新人の育成とか、病棟会議とか、評価とかその辺のめんどくさい事にノータッチでいられるところ。
あと日中、家にいられるところ。月の半分が休みなところ。
家事もできるし、子供の面倒も見れる。
嫁のメンタルケアもできる。体も比較的休める。最高だ。
ただただ、金を稼ぐマシーン。
ドロップアウトナース八軒が誕生したわけだ。
もちろん、仕事はちゃんとしてる。
ここで、そんな責任感がない人に病人を任せるのは
世の中にはワークライフバランスって言葉があんだよ。
だが切実な問題がある。金がない。
今まで手取り28万前後あった。それが、今や税金を払ったら20万少し。
死んでしまうわ。嫁の年金(精神障害年金! 医師に提案され申請したら通った。それぐらい悪い)もあるから、何とか暮らせているが、かつかつのカツだ。
一年、二年はいい。だが、子供たちが中学、高校、大学になったら?
俺の体が悲鳴を上げて、夜勤ができなくなったら?
明らかに詰んでるよね。夜も眠れねぇよ。
5月、家事をしながら俺は考えていた。家にいながら金稼げないかな?
そうだ。小説を書こう。
大学生のころはよく書いてたじゃないか。
あんなに本の虫だったじゃないか。
小説に関しては一家言あるぞ。
昔は絶対なるんだ! って吠えてたじゃないか。
よしやってやるか。そう思って今に至る。
だから、書籍化作家になりたい。ならねばならぬ。
そこをゴールにするのは良くない事はもちろん知ってるが、とにかく金にしない事には、子供たちの将来にもかかわる。パパは過酷なのだ。
もう2600文字。エッセイの分量じゃねぇ。
自分語り乙。
だけど、何で書籍化作家を目指す必要があるのか?
は書いておいた方が良いと思ったんだ。
次回からは、面白可笑しい創作エッセイを書くので、最初だけ許してくれ。
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