向かい合う
好きだったそれに気付けなくて
同じ季節を過していても
距離は変わらない
他愛もない話をして
温度を測って
知らないことの差で傷付く
私が知ってるあなた
きっと一部でしかない
たまに話す度に
知らないあなたが増えていく
言い聞かせた
私はまだその位置で
上になることは無い
もう一度やり直せたら
塞ぎ込むこともなくなるよ
見上げた君が眩しい
分からないこの気持ちは
また季節が変わっても
立ち位置は同じ
何度目かの話をして
温くなった
空気との差で溺れる
理解したつもりのあなた
さらけ出しているつもり
会話は遅くなる
知らない事ばかりだ
言い出したこと
止められなくて
間に合わない
あなたにとって私は何?
もう嫌になるよ
俯く私弱くて暗い
答えを知りたくても
聞きたくはないの
もうやめにしたいよ
もう一度もう一度だけ
素直になれたのなら
知らない部分も愛せていたのかな
過ぎた季節が憎い
天気のいい秋空に
散る心の葉
折れた花が枯れた
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