秋
意味も無く堂々巡り
深夜の道を歩き行く
静けさの中の虫の声
月が照らす暗い方へ
涼しくなった朝晩に
漆の木も色付く高らかに
季節も移ろう淡々と
熱帯夜は過ぎ去り
浅い眠りとはおさらば
ならばこそ夜を楽しもう
延びた黒を歩く漫ろ
お団子に芒
兎も跳ねる御覧の通り
お月見不意に吹く風
肌寒くなった夕焼け
季節は巡るいつも通り
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