第一章 幼少期

第一節 まずは身の周りのことからだ

第7話 祝:転生!

スミマセン、少しだけストーリーの中にスキルの説明があります。皆さんは説明を覚えなくても問題はありません。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――





う〜んここは?

「おい!生まれたぞ!」


「フフッ、可愛いですね」


なんだ目が開けられないぞ?


おし、試しに喋ってみよう。


「おんぎゃぁぁぁぁ!」


ん? まともに喋れないぞ?


「生まれてきてくれてありがとう


…………どうやらおれは無事転生をして、レオンという名前を授かったようだ。





ーーーーーー




「レオン〜。ミルクでちゅよ〜」


俺はいま絶賛親の乳を飲んでいる。


お母さん……以後母上と呼ぼう。

母上の名前はサリー・ドラグノフ

うちの名字はドラグノフという。何故か厨ニ心をくすぐられる。


なぜだろう?母上はすごい美人なのに、全然、恥ずかしさや興奮をしたりしない。


「レオン!今帰ったぞ!」


うるさ!………このうるさい声の正体は父さんだ。


お父さんの名前はケイン・ドラグノフ

こいつはまだ20歳、俺とあまり年が変わらない。(精神年齢)

以後ケインと呼ぼう。


二歳差の父親とか嫌だが、素直に従っていよう。


「バブー」


「この子、ケインが帰ってきて喜んでいますよ」


「そうかそうか!」


んなわけねーだろバーカ!

何でこいつはこんなに美しい奥さんがいて、俺にはいなかったんだ!


「れおんー!」


兄貴だ!


俺は18年間ずっと兄だったせいか、年上の兄弟がほしかったのだ。


彼の名前はベリック・ドラグノフ

まだ2歳だ。喋るのと、物につかまって立つのがやっとみたいだ。2歳の成長って速いな。


兄貴はまだ2歳だが、もう男らしさが出ている。カッコいいぜ!


「おい、サリー!ベリックがもうレオンって言える様になったぞ!」


「フフッ、すごいですね」


「今日は宴にするか!」


え、まだ生まれて数日しか経ってないんですが宴ですか?


「もう、だめですよ。子供たちはまともにご飯が食べれないんですから」


「そうだったな!」


当たり前だろ。こいつ親になって良かったのか?

あと、ケイン。言葉の最後にビックリマークつけすぎだろ。


「もうレオンは寝る時間だから皆退出しましょうね〜」


「わかった」


「は〜い!」


家族の事ともう一つわかったことがある。それは………


鑑定!


名前 レオン・ドラグノフ

種族 聖獣 人間

職業 召喚士1 侍1

レベル 1 あと100Exp


HP  50 (9割低下)

MP  25 (9割低下)

筋力  40 (9割低下)

耐久  70 (9割低下)

魔力  25 (9割低下)

速さ  45 (9割低下)

知力  65 (9割低下)

精神力 1000 (9割低下)


状態異常:■■からの呪い


スキル

召喚|1 

剣術|2 

刀術|3

火魔法|0 

水魔法|0 

聖魔法|0

雷魔法|0 

鑑定|3 

残り経験値表示 

思考加速|3

視覚領域拡張|2

感覚領域拡張|2

努力|1

神様からのお知らせ(一回使ったら消えます)

『■■■■■■■』


称号

『聖の名を冠するもの』 『叡智ノ王ノ器』『■■■■■■■■■■■』『刀神の加護』



鑑定が使えるぜ!ヒャッフォォーイ!!


………どうやらレベル3の鑑定で見れるのは自分の全ステータスと、自分のスキルの詳細を知れた。


家族の名前は鑑定ではなく聞いて分かったのだ。


………なんか見れないの多くね?一つ呪いあるし。誰からの呪いやねん!


それより俺が見てほしいのはこの『神様からのお知らせ』だ。

親が居たのでまだ見ていない。


正直神様はスキル二個と言っていたが、もらったスキルは二個じゃないしな。


よし。見てみるか。



『ヤッホ〜、神様だよ〜』


そんな大きい声で喋ったら聞こえるだろうが!


『あ、脳内に直接喋りかけているから周りにも聞こえないよ。ついでにこれ録音だから』


……………まぁ、録音だろうな。通話にしても俺赤ちゃんだから喋れないし。


『話したいのはそんなことじゃなくて、君に渡した物のことだ』


ああ、メッチャ不思議に思っていたんだよ。聞かせてくれ。


『お前に渡したスキルが二個じゃないと思っただろ?……いや〜、渡すスキルが決まらなくてさ〜。そこでひらめいたんだよ。「スキルで思いつかないならスキル以外の物を渡したら良くね?」って。だからさ、渡しちゃいました。『侍』と『叡智ノ王ノ器』です♡』


叡智の王の器とか仰々しいもん渡すなよ。…………でも、なんか数が足りなくね?


『数が足りないと思ったそこの君!今からそれを説明する。まず『侍』、これは刀術を修得できる職業だ。刀術の説明をしよう。剣術や体術、刀術などのスキルはその技術を表した物だ。でも刀術は特殊でな〜。刀術の効果は、

(剣術のレベル+刀術のレベル)÷1.5だ』


………お前の説明はわかりにくいぞ。


『まぁ、お前ならわかりにくいと言うだろう。丁寧に説明してやる。ちょっと長くなるかもだから覚悟しとけよ。視聴者さんは飛ばしても問題ないが………』


なんか言ったか?


『………大体のスキルには階級がある。


◯豪  上位1000人

◯聖  上位500人

◯王  上位100人

◯帝 上位50人

◯神 上位10人

◯神王 上位5人

武ノ神または魔ノ神 上位1人


あ、魔ノ神と魔神違うぞ。魔ノ神の方が断然強い。これを刀に変えると……


刀豪

刀聖

刀王

刀帝

刀神

刀神王

武ノ神


になる。カッコいいだろ?……そうそう、刀術の説明だったな。

さっきこういうスキルにはレベルがあるって言ったろ?もし、刀術8だったらレベルは8、刀術4とかだったらレベルは4、そういうことだ。

だから今のお前の刀の技術は、

剣術のレベル+刀術のレベル÷1.5

(   2  +  3  )÷1.5=3.33333……  四捨五入して3だな。お前の刀術のレベルはそれぐらいだ。今のお前だとどの階級にも入れないがなwww

このスキルは癖がある。剣術と刀術どちらも伸ばさないといけないからだ。まぁそこはお前の頑張り次第だな』


…………なんつう癖のあるスキルを渡してきたんだ。剣術と刀術どちらも上げるとか面倒すぎやろ。

でも刀神とうじんってかっこいいよな〜。


『次は叡智ノ王ノ器についてだ。この称号を手に入れただけで鑑定3、残り経験値表示を手に入れる事ができる。それと鑑定のスキルレベルが上がりやすくる。

…………でもな。鑑定には一つ注意点がある。鑑定を使うと激しい頭痛に侵される。鑑定のレベルが低いときはあまり来ないが、高いときはヤバいほど来る。まぁ精神力が異常なお前なら大丈夫だろうが』


そうだな。精神力が高くて助かったぜ!


『お前に渡したのはこの2つだ。』


あれ、それでも数がたりなくない?


『もし、まだお前にスキルがあったなら、それはお前が生まれつき持っている才能だ。大体そういうスキルは強いから鑑定で調べとけ。』


うぃ〜す。


『あと、ステータスについて説明が足りてなかった』


おい。


『お前らの世界で”MPを消費しまっくったらMPの最大値上がる説”みたいのあるだろ?』


あるねあれ。あれ誰が考えたんだろ?あれ考えた人天才だと思う。


『あれはこの世界でも適用される。なんなら皆やってる』


まじで?皆やってんの?


『だがな、MPを消費しすぎると激しい痛みに襲われる。MPの最大値が低いやつはあまり痛くはないが、MPが高いやつは死ぬほど痛い。前にMPを全部消費したやつが何人も居たが、全員、廃人になるかショック死するかだった。数回だったら耐える事ができる人もいるがな。でも、間違えてそんな事をしてしまったら大変だろ?だから皆ブレーキをかけている。ブレーキをかけているとMPを消費しても痛くはないがMPは上がらない』


へー。ところでブレーキてどうやってかけるの?


『ブレーキは魔法を使ったら感覚でわかる。皆は大体4~5割ぐらい魔法を消費して最大値を上げている』


俺も心がけよ。


『でもな、お前は例外だ!』


ん?なんで?


『お前の精神力を見てみろ。格が違うだろ?多分お前は最大まで魔力を使っても当分ギリ耐えれる』


まじで!?ラッキー!最強を目指すには大量のMPが欠かせないからな。多分。


『これで話は以上だ』


ありがとな、おっちゃん。


『あと、お前に俺の加護渡しといたからよろしく』


あの加護お前のだったのか!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

次回から一日一回更新にさせていただきます。(勉強がぁぁぁ!)スミマセン。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る