玉響『老いた獅子と金の囲い』その悲劇~アンリ2世とノストラダムス

のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます

第1話 アンリ2世とノストラダムス

それは詩の形をした預言・・今より古きフランスの地 ヴァロア王朝の一人 

終焉を迎える王朝の輝ける光 彼方のフランク王国から続く古き血を引く者 古き家系

アンリ二世 彼の悲劇が語られる。


敬虔なるキリスト教徒で勝利に愛された王の死 その予知

四年前に語られた文集 

書いたのは王家に仕えるミシェル・ノストラダムス 改宗したユダヤ人 


「若き獅子が老いた獅子を打倒せしめ、かの戦いの場にて、一騎討ちの勝負で

金色の囲いのなか、男は目を破られる

二つがひとつに、それから間もなく死が訪れる

それは残酷な死」


アンリ二世が突然の死を迎えたのは

1559年6月30日 夕方

馬上の槍試合


彼は不安を幾度も口にする妻のカトリーヌ・ド・メデッス(メデッチ)

彼女の不安を余所に‥試合に臨んだのだ。



続く

※詩の訳文を少し変えてます

初稿

11月吉日 射手座新月 2022 11 24

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