第12話⁂駆け落ち⁂
王様はあの「セルフィッシュ星」きってのイケメン山崎流星や、エドワ-ド公の比では無いイケメンの流し目ロバ-トに危機感を募らせて、マリリンとは絶対に会わせない様に仕向けていた。
それなのに…マリリンと流し目ロバ-トは王様の思惑とは裏腹に、とっくに顔を合わせていた。
エエエエエエ————ッ!一体どこで?
それは……ある日の事だ。
流し目ロバ-トが「ハイソサエティ-エリア」に有る形成外科に、ヒアルロン酸を届けた日の事だ。懇意にしている「カスタマイズ江口」と言う上顧客の形成外科に届けたのだ。
だが……この江口さんなのだが、とんでもない見栄っ張り院長で、有り得ない裏工作をしていた。実は…本当の苗字はコウグチで、漢字で「工口」と書く。
それを見栄っ張りにも程が有る。エロ医者で有名な院長が、看板屋にとんでもない注文をしていた。「工口」の「工」に無理矢理「さんずい」を付けさせていたのだ。
どうも…自分に負い目が有るので強引に「さんずい」を付けさせたらしい。
人の噂では、いろんな女に手を出して結婚離婚を繰り返している、とんだ確信犯らしい。
エエエエエエ————ッ!それでも…そんな無茶苦茶な事許されるの?
第一……?戸籍上限りなく不可能に近いと思うのだが⁈
まぁ~?それだけ「エロ」と言う字に懲りて、封印しておきたいのだろうけれど・・・
どうも……相当痛い目に合ったらしい。
離婚する時は、それはそれは散々妻や親戚筋から、金はぼったくられるワ、暴力は振るわれるワ、物は飛んでくるワ、言葉の暴力「金出せ!エロオヤジ!エロハゲ!」が飛んでくるワ、で「エロ」と言う字を見ただけでも恐怖で足がすくみ、すっかり委縮してしまっている。
女遊びがやめられないエロ院長は、この苗字で相当もの笑いに遭い、騒ぎ立てられ、苦しんできたらしい。
それでも…現在全国に「工口」さんは四十人程いらっしゃる。
そんな事……全く関係ないと思うのだが?
まぁ~!この院長は後ろめたいエロ行為を、度々繰り返しているからなのだが。
◆▽◆
話が完全に脱線してしまったようだが、流し目ロバ-トが「カスタマイズ江口」にヒアルロン酸を届け家路を急いでいると、目の前に妙にお尻をプリンプリン揺らしながら、まるでモンローウォークの様な、そそられる歩き方をする女性が歩いていた。
その時、その女性は余りにもお尻を揺らし過ぎたせいで、思いっ切りこけてしまった。
車の運転中だった流し目ロバ-トは、咄嗟に車を停めてマリリンを救おうと近付いた。
こんな衝撃的な出会いだったが、実は…流し目ロバ-トは無類のお尻フェチで、マリリンを見た途端、余りのお尻の揺れと、たわわな爆乳に思わず鼻血を”ドバ―――ッ!”と出してしまった。
プライドの高い流し目ロバ-トとしたら、とんだ醜態。
一体どうして……こんな…はしたない事になってしまったのか?
実は…こんな事が有った。駆け出して行ったは良いが、マリリンが起き上がると同時に胸元が大きくカットされた爆乳の谷間が、ドカ~ンと目の前に飛び込んできた。
身体にフィットしたピッチピチのカットアウトワンピースで、バックを拾い上げた拍子に胸の谷間がパックリと開いた。
更には、このマリリン何を思ったのか……興奮気味の流し目ロバ-トの目の前で、ワザと、これ見よがしに転げ落ちた💄ルージュを拾ってみせ、そして…ギュッと谷間を寄せてかがんで、流し目ロバ-トが興奮していると分りながら、あえて自慢の谷間をたっぷりと見せつけた。
当然…マリリンの真意など分かる訳もなく、流し目ロバ-トも飛んだ醜態を晒したものだ。
鼻血が”ドバ————ッ!” チン○は”ポ——ン”と、○起してしまい収拾がつかない。
(嗚呼アアア嗚呼!何という事を……何という事を……俺とした事が、こんな美しい女性の前で、こんな醜態を晒してしまい…嗚呼アアア嗚呼どうしよう?嗚呼あああチン○おさまってくれ~!お願いだ~!ああああああああ恥ずかしい)
プリンプリンお尻と爆乳谷間を、それも……かがみ込んでギュゥッと寄せた事で、爆乳の中身が、もろ見えした事により、うっかり……とんだ…そそうをしてしまった。
(アアア嗚呼アアア嗚呼!恥ずかしい!恥ずかしい!)
「あ~ら~ん.:*:・'°☆🧡💕うっふ~ん💞.:*:・。鼻血が~?あっら~下の方も・・・何か……シミが~?」
何とも、かぐわしい香りと、更には……な~んとも……甘い声で……「うっふ~ん.:*:・☆🧡」と囁いてもらい、更には……フロ-ラルの香りのするハンカチで鼻血をふいてもらった事により、チン○はポ——ンと勢いずき、示しが付かない。(アアア嗚呼アアア嗚呼💚💜ダメダメ!これ以上近付かないで~)ふらふら~ ふらふら~ こんな収拾のつかない、恥ずかしい劇的な出会いが有った。
実は…マリリンは転んだ時に、駆け寄って来る流し目ロバ-トを、チラッと見ていた。そして…余りのイケメンぶりに一瞬で💘😚*・゚゚ハ-トを打ち抜かれていた。
そして…流し目ロバ-トを何とか振り向かせたかったマリリンは、ワザと自慢の爆乳の谷間を見せ付け、虜にして振り向かせようと荒業を使ったが……少しやり過ぎたかもしれない。
衝撃的な出会いをして、流し目ロバ-トは一分一秒たりともマリリンの事が、忘れられなくなってしまった。
ビビビビビビ⚡ ビビビビビ⚡⚡ ビビビビビビ⚡⚡⚡ ビビビビビビ⚡⚡⚡⚡手の施しようも無いほどの稲妻に襲われ、二進も三進もいかない状態に追いやられていた。それは……マリリンとて同じ事。
二人は、もしも王様にバレたら大変な事になると分って居ながら、会いたい気持ちを抑えられなくなってしまった。そして…とうとう、掟を破り……大変な過ちを犯してしまった。
そうなのだ……一夜を共にしてしまった。
「嗚呼アアア嗚呼💛💛💛マリリン愛しているよ'°☆💖あああ💘😚*・゚゚💕」
「💕アアア💚💜💞。.:*:・'°☆私だって💛💛💛アアア嗚呼」
そして…この二人は、王様とあのドラ息子を捨てて、他の宇宙に駆け落ちしてしまった。
「エエエエエエ————ッ!マリリンが、あの流し目ロバ-トと駆け落ちしただと————ッ!許せぬ!許せぬ!許せぬ!皆の者————ッ!マリリンと流し目ロバ-トを宇宙の果てまでも追い詰めて、即刻打首獄門だ。分かったか————ッ!ア奴等————ッ!よくも!よくも‼恥をかかせおって!二人をひっ捕らえた者には、二段階の出世と相当額の金品を褒美として渡そう!」
この後、マリリンと流し目ロバ-トはどうなってしまうのか?
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