投影の裏
あなたは自分が女を見るように
俺が男を見ると思ってる
要するにあなた自身女なら誰でもいいと思ってる
それが俺に投影されている
“迷惑をかけなきゃゲイでもOK”
随分とご挨拶だな
俺があなたをレイプするとでも?
失礼だと思わない?
常に殺人の危険性を感じてでもいるのかい
じゃ仕方ないけど
自分はゲイに好かれるかもしれない、って、
お前図々しいよ
あなたは誰でも好きになり誰でもよくて
常に女をレイプしたい願望があって
それを正当化したくて俺もそういう人間だと思って
そして実は罪悪感を抱いているからこそ
“そういう人間”の俺を拒絶する
“襲わないでね〜”と軽口
自分がモテると思ってる
それで自尊心は満たされる
モテない日常がそこにある
モテる男なら好かれ慣れてるから、
いちいち好かれてるかも、なんて思わない
まあそれだけのこと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます