エッセイ
加福 博
第1話 土下座
ミュージシャンの矢沢栄吉さんのインタビューで渋谷駅で待ち合わせしていたのだが、私が間違えて一時間遅く到着してしまった。当然、本人は待っておらず自宅に帰った。謝りに行くために、初めて彼の自宅を訪れた。玄関を開けるとソファーがあり、そこに矢沢さんが座っていた。怒ってはいなかった。とりあえず、土下座して彼の話を聞いた。その話は説教でもなく、彼の人生観みたいなものであった。そして、矢沢さんの話は、五分を過ぎた。いつまで、土下座していなければならないんだ!と頭を上げるところで目が覚めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます