第4話障がい者福祉の現状
僕はハローワークの専門援助部門の職員から、福祉作業所の内容を聞きに行った。
障がい者は、精神障がい者だけでなく、知的、身体障がい者が集まり軽作業を1日4時間するらしい。
最低賃金に近い給料で、もちろん額は手取り7、8万円程であるとのこと。
僕は、少しでも働きたいので良さそうな福祉作業所の体験をさせてもらった。
僕は、20人ほどいる利用者の端で作業をした。軍手を10枚単位でゴム止めする作業。
脳ミソが腐る。
それで、100枚束ねたら、チェックする人にお願いします。と言って手渡すとソイツは、
「うむ。いいだろ~」だって。
僕は失望した。僕は軍手を数える仕事をするために、大学まで進んだ訳ではない。
1日目で、ギブアップした。
僕はもう、健常者ではない。精神障がい者なのだ!と、自分で言い聞かせるが、残念だ。
時間はアッと言う間に過ぎて行く。
そこから、僕は精神安定剤を大量服薬するようになった。
半年後には、僕は睡眠薬を大量服薬して、たまたま遊びに来た友達が部屋で倒れているのを発見し、救急車で病院へ運ばれた。
そして、閉鎖病棟に措置入院する事になった。
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