無題

翠雨 降悔

 「ねえ」

「どしたのなんかあった」

「この目を見てもわからないの」

「あ、もしかしてこれが欲しいの」

「そうそれそれ」

「あいかわらずかわいいね」

「あやべ、切れちゃった」

「あわわどうしよ」

「ごめん」

「まあでもこれ百均のだからしょうがないか」

「あっち行って遊びたい」

「え、ちょ、どこいくの」

「あのトリってやつ綺麗」

「ダメだってば外は危険なの」

「外出たいー」

「暴れちゃダメごはん抜きにするよ」

「ゴハン・・・食べたい」

「ごはんはあとでねとりあえず戻って」

「外出れないならいいや寝る」

「こいつ・・・あいかわらず寝相かわいいな」

「zzz」

「・・・さて、夕飯作んなきゃ」


パタタタタ・・・

女は台所へ向かっていった

女が去ったところでは毛布の上で白い毛並みが輝かしい白猫がぐっすりと寝ていた

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