第8話 感じ取れたモノ。
俺はさっそく香取神宮へと旅支度を始める。
『今回は、あずきは留守番だぞ?』
あずきは、ニャー。と鳴き座布団に座ると、こちらの様子を伺っている。
俺はあずきの体を優しく撫でて、
『ごめんな?あずき……』
ツナ缶と粉ミルクを用意して
俺の数時間の旅は、始まった。
車へと乗り込み、千葉県を目指す。香取市にある香取神宮へのナビもバッチリだ。
『今日で勝負をかけるぞ』
香取神宮は2600年以上の歴史を持つ、、、
神武天皇時代から続くお社だ。
そこはあらゆる御利益がある。と言われる全国に400社ある神社の総本社である。
ようやく香取神宮へと着くと、
俺はその外観に息を吞んだ……。
思わず感心して
『素晴らしい!』と頷いていた。
と……いけねぇ、いけねぇ。
おばあちゃんの為に……御札を買っていこう!
神宮内を歩き回るとお目当てのモノが見付かった!
俺は悩む。
少し高いが、御守りと御札を買っていこう!
インスピレーションが働き……
おばあちゃんの悩み事の背景が見えてきた!
『そうか!!そう言う事だったのか?!』
俺は答えが解ると慌てて神様に御礼を伝えて、
トンボ帰りしてきた。
時間にして2時間…………。
家路に着くとヘトヘトだった。
あずきは、ツナを食べた様子で、ウトウトしていた。
こんな時……家族が居るということは非常に嬉しい。
『あずき~~疲れたぞ~。ただいま~。』
あずきは眠いのか?安心した様に座布団の上で寝てしまった。
時刻は夕方…………ヘトヘトな体にムチを打って
おばあちゃんの待つ座布団屋へと急ぐ俺だった。
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