『スパイラル ソウ オールリセット』 完全に別物になりました【60点】
【あらすじ】
2004年製作の第1作以降、これまでに8作品が製作された人気スリラーシリーズ「ソウ」シリーズの新たな一作。
過去のシリーズと関係する登場人物が一新され、ジグソウの後継者をめぐる物語をリセットし、ジグソウを凌駕する新たな猟奇犯が登場する。
地下鉄の線路上で舌を固定され、宙吊りになった男。
猛スピードに迫った電車により、男の体は四散する。
それが、猟奇犯が警察官をターゲットに仕掛けたゲームのはじまりだった。
捜査にあたるジークと相棒のウィリアムを挑発する不気味な渦巻模様と青い箱。
やがて、伝説的刑事で、ジークの父であるマーカスまでもが姿を消し、ジークは追い詰められていく。
主人公ジーク役をクリス・ロックが演じ、父のマーカス役にはサミュエル・L・ジャクソン。
監督は「ソウ2」から「ソウ5」までシリーズ3作品でメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン。
【冒頭紹介】
ひったくり犯を追いかける警官。気絶させられ、目をさますと、地下鉄の中。舌を引きちぎらないと生き残れないが、電車にひかれてしまう。
警察の身内を売り孤立しているジーク刑事に、相棒のウィリアムが加わり、電車でひかれた死体を調査開始。
ジークの元にプレゼント箱が送られ、その中にはUSBが入っており、電車でひかれた警官は親友のマーブだと知る。
ジークは怒り現場の指揮をとるなか、事件はかつて残虐な事件を起こしていたジグソウの事件と類似していることがわかっていくが・・・。
【門平善照と美雪雪音の映画語り】
門平「あなたはグロが大好物ですか? 門平と美雪の映画紹介です」
美雪「グロいものは大嫌いです! 美雪でーす!」
門平「美雪さん、グロはダメなんですかね?」
美雪「積極的に採取しようとはしてないわね」
門平「じゃあ、今回の映画はダメかもしれんね。殺人鬼ジグソウが命を粗末にする者に残虐な死のゲームを行わせる『ソウ』シリーズを完全リセット。『スパイラル ソウ オールリセット』を紹介です」
美雪「見たー。グロリセットしなさいよー」
門平「それは無理だね。この『ソウ』シリーズはそれがメインだからね。(笑)最初は信念をちゃんと持ってたジグゾウさんも、シリーズを追うことにブレブレになっていき、ついにリセットされちゃった映画ですな。ストーリーよりもグロ。キャラクターよりもグロ。それがすべての映画です」
美雪「ストーリーがズレてたり、キャラクターがあっさり死んだりしてたのに、人気が出るとすぐフランチャイズするからこうなるのよ」
門平「それは商売だからしかたありませんな。ジグゾウの後継者はどこにいったのやら。今回の犯人は、ジグゾウの模倣犯となっております。ほっぺにぐるぐる巻きの絵を描いていたビリー人形君がリストラされ、豚のお人形さんが出てくるようになりました」
美雪「ほしいと思わないのでどうでもいいです」
門平「どうやってこんな機械設置したんだよというのは、あいかわらず謎のまま。デスゲームが始まりますが、生き残させる気はまったくなしの不条理さ。犯人も勘のいい人ならすぐ気づいちゃいますね」
美雪「で。アメリカ第8条ってなんなのよ? 犯人それにめっちゃキレてたけど?」
門平「警察なら殺人OKってやつじゃないかね? 犯人の殺人動機がそれだしね。それで主人公も、警察からのけ者扱いされてるしね」
美雪「説明不足よね。そこ」
門平「シリーズのファンなら十分楽しめるんだけどね。(グロが)ソウのオマージュもあるし。人は選ぶかもしれんけど」
美雪「最後に言いたいことは?」
門平「美雪さん――あの渦巻きはね。『変革』の意味を持っているんだ。わかるかい?」(勧誘)
美雪「あっ、ごめんなさい。意味不明ですぅ~」(察知)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます