#7

「次音楽だってー。」

迷子になるといけないから早めにいっとくかー。


「凛ちゃん。もういくの?」

「あ、うん。」

「そっかー。」

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ロッカーで教科書を取り出そうとする凛

「あ」

「あ」

同じタイミングできた宮瀬くんと鉢合わせ!

「どうぞ。」

ありがたく使わせていただきます!

「そこは遠慮するもんじゃないの?」

からかうような笑み

私は思いっきり振り向いて

「ベー」

あかんべをした。

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成り行きでと言うか目的地が同じだから?

一緒に移動している私たち

(ヤバイ緊張してるかも)


「すきなどうぶつは?」

「えっとあんまいない。」

「好きなテレビは?」

「あんまみない。」

彼がリードしてくれるのだけど返せるのはつまんないことばかり。


音楽室について

どこからともなく聞こえる木琴の音

壁に耳を済ます私


「あ。ここからだー。」

「ん、どうした。」

「そんなとこ座ってたら汚れちゃうよ。」

近すぎる!!!

ドキドキドキ

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