第13話 わからない

「うるさい、そうじゃなくて、」

この続きが出ない。

きっと、全部大人の言う通りなんだろう。

でも、私は大人の言うことがわからない。

私を「だめ」というかと思ったら「大丈夫だよ」って言われて、じゃあ私はどうしたらいい?それに答えがあるのに私には見えない。

私は人のためにできない。

どうしたら人のためにできるかわからない。

人のためにできるのに、その「人のためにできること」がわからなくて、「失礼」なことをしてしまう。

何かネガティブな事を言うと励まされる。

でも、その意味がわからない。

意味がわからないから、その「励まされる」の内でも「だめなこと」をしてしまう。

ごめんなさい、ごめんなさい、わからない。

でも、怖くて「わからない」って言えない。

結局、自分はダメなのか。

わからなくてごめんなさい。

でもわからないことはわからないの。

これはただの子供の言い訳?

わからない、大人を決めれない。

自分はきついことを言われるのが正しいのか、

自分に優しく言われるのが、正しいのか。























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る