第5話 焼肉デート2

難しい話もあったが、だんだん二人とも緊張が少なくなって笑い話もあり、楽しい時間が過ごせた。


アイリ「あなたとても優しいし、楽しい。彼氏になってほしい。」


ヨシオ「ありがとう。でもまだ出会ったばかりだから、友達からにしましょう。」


アイリ「友達いらない。欲しいのは彼氏です。」


ヨシオ「そっか。でもヨシオはお金持ってないよ。」


アイリ「お金いらない。お金持ち嫌い。生意気、性格悪いから。」


ヨシオ「そっか。またデートしたりして仲良くなろう。」


ストレート過ぎるアイリの表現にドキドキと新鮮さで楽しい焼肉デートだった。

二人でお会計7,000円。なんという安さ。当然ヨシオが支払った。


デートの後はお店でミーティングがあるという事でアイリを寮がある場所まで手をつないで送っていく事にした。そして寮の近くまで着いたときアイリがヨシオの顔を見て口を開いた。


アイリ「一つお願いがあります。」


まさかお金を貸してくれと言われるのか?デート7,000円は安すぎた。

恐る恐るヨシオは口を開いた。


ヨシオ「なに?」


アイリ「キスしてください。」


ヨシオ「えっ」


アイリ「キスしたいです。お願いします。」


アイリが立ち止まってヨシオの方をみてマスクを外してきた。

これを断るほどヨシオもバカではない。

軽いキスをして二人で笑った。

そのまま、楽しくバイバイした。

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