第26話日常とイベント②

新作「超人気俳優が女子高校生を好きになるのはダメなことですか?」始めました!

こちらもよろしくお願いします。


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俺たちがこのメンバーでチームを組んで…


「それで、結局のところ俺たちは課外活動で何するんだ?」

と、海周が聞いてきた。


「んー、ありガチなのはさっきも言ったけど、バザーに参加して、自分たちが使わなくなったものとかを売ったり、当日のイベント準備のお手伝いとか……かな?」


海周の質問に星奈が答える。


「当日のイベントって、そのバザーとかのことか?」


俺は、ふと気になったことを聞く。


すると今度はその質問に水希が答える。


「もちろんバザーもありますよ。ほかにも小学校のグラウンドを借りて屋台をやったり、体育館やホールを使用して紙芝居の読み聞かせなど、その年によって変わり物をするのが定番なようです。」


「なるほどな………。

そのイベントはどれくらいの期間でやるんだ?」

水希が返答に困っていると、横に座っていた紗理奈が

「えっと……確か3日間だった気がするよ。

なんでも、地域中の人達が来るから結構大々的に取り行うって言ってたから。」


それを聞き、海周が

「せっかく、5人もいることだしみんなで屋台でもしようぜ!」


「屋台かぁ……。」

それに渋い反応を見せたのは星奈だ。


俺はそんな彼女を見て

「木村さんは屋台とか嫌いなのか?」


と言うと、星奈は勢いよく首を横に振りながら、

「むしろ大好きだよ?

だけど………、なんて言っても料理だから私がお役に立てるのがなさそうで……。」


すると、水希が胸に手を当てて言う。

「それなら心配しなくても大丈夫ですよ?

一緒にお料理の練習するって約束してましたし、この機会に一緒に頑張りましょう!」


「紗理奈もお料理は上手くないから、一緒に上手くなるために頑張ろうよ!」


と二人が星奈を励ましながら説得する。


「2人とも……………。

………わかったわよ。私も料理の練習頑張るわ!」


その言葉に水希と紗理奈、それに海周までもが喜びの表情をする。


「あ、海周。」


「なんだよ、星奈。」


「約束通り、私の料理の味見役たのんだわよ???」


「…………はい。」


星奈のその言葉に、海周は先程までの喜びが嘘であるかのように、一瞬にして絶望の表情に変わるのだった。




そんな2人を見ながら、俺たち3人は苦笑しつつも、水希が

「まだ、イベントまでは日にちがありますから、じっくり練習すれば問題ないと思いますけど………、問題は屋台で何をするかですよね………、皆さんなにか案はありますか?」


「うーん、フランクフルトとかのファストフード系かベビーカステラみたいな小腹の足しになる系とかだよな……。」


「そうですね……、あまり多くメニューを作ってしまうと、材料費がとんでもないことになりますから……。」


5人で悩んでいると、海周が口を開ける。


「なら、こういうのはどうだ?

…………………………………………………………………………………………………………………………………。」



海周が案を出すと、隣に座っていた星奈が立ち上がり、海周の頬目がけて強烈なビンタを食らわしたのだった………。



ーーーーー


(帰り道)


今日は紗理奈も終わる時間が一緒だったので、久しぶりに俺と水希と一緒に3人で帰っていた。



最寄り駅から降りて、自宅に向かっている道中、紗理奈が昼の会話を思い出して、思わず笑みがこぼれた。

「まったく……海周くんも星奈ちゃんにあんなこと言うなんて…何考えてるんだか。」


と、紗理奈がこぼした言葉を水希が拾う。


「まあ、あれでも浅野くんは星奈ちゃんの事を想って言ったんだと思うよ?」


「そうだね……、でも、あんな言い方じゃあ絶対、星奈には伝わってないよね。」


「多分ね……。」


というもの、海周が提案したものというのが、簡単に言えば『水希と一緒に練習して星奈でも美味しく作れるとものがあれば、それをメニューにしよう』というものだった。



その言葉を聞き、星奈自身のプライドがあったのか、海周にビンタをした後、たいそうご立腹のようで、小声で「絶対美味しいって言わせてやるわよ。」と熱が入っていた。



かく言う海周自身は星奈にも調理をする機会を与えるためにも、とりあえず美味しくできるものを探そうといった意味で提案したことのようだが、あのタイミングであの言い方では星奈に意図は伝わらなかったようだ……。



「まあ、でも海周の言っていることにも一理あるかもな。木村さんも参加出来るものを作った方がみんな楽しくなるだろうし…」

俺の言葉に、紗理奈と水希も頷く。

「そうですね。

せっかくみんなでやるんですし、楽しい方がいいですよね。」


「うんうん。みんなで楽しい思い出として残った方がみんな幸せだもんね!」


「ああ、そうと決まれば木村さんの料理練習も気合い入れないとな。」


「「 おう!! 」」



こうして、当人がいない所で密かに俺たちは彼女の料理の腕向上(?)のために気合いを入れるのだった……。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いかがでしたか?


こんな感じで、しばらくはストーリーが進んでいきます!


それにしても、それほど星奈の料理音痴は酷いのか……。




この場をお借りして、祝4.7万PV達成!することが出来ました!!


本当に驚きと感謝の気持ちでいっぱいです!

これからも頑張っていきますので、どうぞ応援の程よろしくお願いします!



では、また次回お楽しみに!

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