第695話 どスケベな女が大好きなんだ その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員


【シチュエーション】

かりんちゃんとの突発コラボ終了。

ずんさん、嫁(ばにら)を迎えに来る。


◇ ◇ ◇ ◇



う み「大丈夫かばにら⁉ ひどいことされなかったか⁉」


   「委員長が来たからにはもう安心だ!」



   「さあ、暴漢かかって来い!」


   「セクハラ上司のあしらいで覚えた」


   「ジャスティスパンチが火を噴くぜ!」



ごりら「って! ふざけてる場合か! 普通に事件だよ!」


   「ばにら先輩大丈夫でしたか! 怖かったですよね!」


ぽめら「ばにら、無事だった⁉」


   「Bちゃんから話を聞いてびっくりしたよ⁉」


   「あぁ~っ! こんなことなら、もっと強く止めておくんだった!」



ばにら「????」


   「なんで、うみとごりらちゃんとぽめら先輩が????」



ゆ き「説明しよう!」


全 員「ゆきち!!!!」


ゆ き「ばにらが暴漢に襲われたと聞いたずんだ!」


   「百合営業相手の危機に、気丈に立ち向かおうとするも」


   「氷の女王の繊細なハートは脆かった……!」



   「氷だけに!!!!」



全 員「いや、全然うまくねえから!!!!」



ゆ き「急いでばにらを迎えに行かなければ!」


   「だが、気ばかり焦ってバイクのハンドルを握る手が震える!」


   「これではばにらを迎えにいけない!」



   「そこで、ずんだは頼れる仲間に声をかけた!」



う み「頼れる仲間1号! 八丈島うみ!」


   「免許はAT限定! ちなみに、持ち車は売りました!」



ぽめら「頼れる仲間2号! 秋田ぽめら!」


   「免許はMT! けど、旦那から……」



   『ぽめちゃんは、子供のことを考えて車には乗らないように……ね!』



   「って言われてるよ~ん!」



全 員「まったく頼りにならねぇ!!!!」



ゆ き「とまぁ、そういうわけで」


   「ゆきにお鉢が回ってきたってわけ(ドヤ)」



全 員「いや、そうはならんやろ!!!!」



ゆ き「なっとるやろがい!!!!」



ばにら「なるほど」


   「つまり、ずんだ先輩にばに~らのところまで連れて行って欲しいと」


   「集められた同僚……って、ことでいいバニな?」


ぽめら「そういうことそういうこと~♪」


う み「いやぁ~! 頼られたはいいんだけど、車がないんだわァ!」


   「車さえあれば! 持ち車さえ売っていなければ!」


   「うみが颯爽と、ずんだてんぱいをお出迎えしてあげたのに!」


ごりら「ちなみに、僕はうみに配信の仕方を教わってて」


   「一緒にいたのでついてきました」


ばにら「ごりらちゃん! ありがとバニな!」


   「ばに~らのことを心配してくれて、サンキュ!」


ごりら「べ……別にばに~ら先輩のことが」


   「気になったからとかじゃないんだからね!」


   「たまたまなんだから!(謎ツンデレ)」



ばにら(いや~! ごりらちゃん、やっぱいい娘バニなぁ!)


   (これくらい素直な優等生だったら、ばに~らも接しやすかったのに!)


ごりら(うぅっ! 僕からうみを奪った、憎い相手のはずなのに!)


   (ばにら先輩! いい人すぎて恨めないよ!)


   (くそっ! 人気VTuberは人柄までいいのか!)


   (神様、人に二物も三物も与えやがって! えこひいきだよ!)



ばにら「ところで、その肝心のずんさんはいったいどこに?」


ゆ き「それなんだけれどね」


   「移動中にもばにらのことが心配でならなかったんだろう」


   「ずんだはずっと悩み続けていてさ……」


ぽめら「普段、なにも考えていないのに」


   「考えすぎたのがよくなかったんだね」


   「目的地のここにつく頃にはもう……!」



ずんだ「…………ぉぁ、ぉぁ、ぉぁょ(瀕死)」



全 員「ず、ずんさん!!!!」


ばにら「へろへろじゃないですか!!!!」


   「ばに~らを心配しすぎてこんなになるなんて!!!!」


   「お願い! 死なないで、ずんだ先輩!」



う み「あんたがここで倒れたら、ばにらやりんごさんはどうなるの!」


ごりら「ライフはまだ残ってる! ここを耐えれば○リクに(ry」


ぽめら「次回! 『青葉ずんだ』死す! デュエルスタンバイ!」



ばにら「て、やってる場合バニかァッ!!!!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ずんださん、多くの仲間を連れてラーメン屋に来訪する。

本当にここは多くのVTuberが来るラーメン屋ですね。

まだデビューしていない人とかもしれっと紛れこんでいそう。


静かに卓のみしている清楚担当っぽい顔が肝臓のエルフとか。

ギラギラギラファなITつよつよ○学生女子とか。


よし! ついでだ低気圧の人も呼ぼう!

あと魔界の歌姫も呼ぼう! せっかくだから!

※歌姫については、ちょっとどうなるか分からないです


即興で遊戯王パロを合わせる息ぴったりの三人。そして、この配置とタイトルから、このあとずんさんを待っている地獄がなんなのかはお察し。やはり低気圧とも子を呼ぶべきだった! 市民はいま、立ち上がるべき時なんだ! ということで、パン屋パロの布陣が揃ったところで――ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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