第693話 先輩なんですけ~ど~! その7
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
高円寺ラム DStars4期生 悪くない陽キャ
たたたたた ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員
【シチュエーション】
かりんちゃんとの突発コラボ終了。
やっぱりたよりにならないあひるちゃんなのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
みるく「今、みるくビームの波動を感じたが⁉」
「誰がみるくビームを撃ったんだ!」
「許せねえ! なぁ、K介! お前もそう思うよなァ!」
全 員「みるく先生⁉」
K 介「どうもすみません(あせあせ)」
「ラーメン食べ終わって食休みしてたら」
「急に……」
「悲しみの声が聞こえる! 幾千万のゴミどもの声が……!」
「とか、ニュータイプみたいなことを言い出して」
全 員(怖ぁ……!)
みるく「誰だぁ! 私に断りもなくみるくビームを撃った奴は!」
「あひる! この場にいたんだろ! どいつが撃ったんだ!」
ラ ム「あ、あひる先輩、このことはご内密に……(ごにょごにょ)」
あひる「かーちゃん、この羊野郎が撃ちました」
ラ ム「あひる先輩ッ!!!!」
みるく「お前が撃ったのか! この羊野郎!」
「ちくしょう! 若さに任せて腋なんてだしやがって!」
「しかもなんだそのおっぺえ! オラ、ワクワクしてきたぞ!」
「ぐへへへ! みるくビームのツケは、身体で払ってもらおうか!」
ラ ム「あぁ! そんな! 助けて、みんなぁ~!」
「ばにら先輩! しのぎ先輩! たずなちゃ~ん!」
ばにら「自業自得バニよ」
しのぎ「みるくビームは勝手に撃ったらいかんけんね」
「隊長、お義母さまのことは、よく調べてるんよ」
「どさくさに紛れて撃った、ラムちゃんがこれは悪いよ」
たたた「ギリギリ悪かったな、来夢www」
「まぁ、こってり怒られて来いやwww」
ラ ム「そんなぁ~! 慈悲は! 慈悲はないのぺ~い!」
みるく「オラ! いくぞ! さっさと自分の足で歩け!」
「でないと……」
「俺たちの夜遊び失敗談で、とんでもない恥をさらした」
「K介くんがお前を担ぐことになるぞ!」
「いいのか!」
K 介「ちょっとそんな、人を汚いものみたいに言わないでくださいよ」
「けど、年頃の娘さんに軽々しく触るのはよくないですよね」
全 員(いつも思うけど、K介さんって配信内でも配信外でも)
(普通にいろいろ弁えてる紳士だよなぁ……)
―――――――
補足 清水K介は紳士
―――――――
スポーツ配信にギャンブル配信、中年歓喜のゆるゆる雑談に夜のお店レポートと、割と渋い配信をしているK介さん。しかし、ちゃんと若いVTuberたちとの距離感やパブリックな場での立ち振る舞いなどを考えている。彼は間違いなく紳士である。
なお、夜のお店失敗談は。ちょっとボーイッシュなガールズバーだと思って入ったら、女装ボーイズバーだった模様。キャストのおにねーちゃんと意気投合し、その後朝の四時まで飲み明かしたとかどうとか。本当に紳士なのだ……!
―――――――
ラ ム「た~す~け~てぇ~(ドナドナド~ナ♪)」
あひる「……まぁ、騒がしい奴がドナドナされたところで」
「かりんちゃんの対策会の続きをしようか」
ずんだ『ぶっちゃけ、あひるの体験談がまるで役に立たない』
『なんでもっとちゃんと先輩しないのよ!』
あひる「それは…………」
「ほんとすまん!(平謝り)」
ずんだ『後輩としても微妙だし!』
『指導する立場としても、指導される立場としても!』
『学ぶところが一切なのに……よくドヤ顔できたね!』
あひる「いいじゃん! あひるだって! たまには先輩面したいの!」
「ずんだたちだって、あひるのこと同期みたいに思って!」
「そうやって軽く弄ってくるじゃんか!」
「もっと先輩として敬ってよ!」
ずんだ『敬われるようなことをしてからいいなさい!!!!』
あひる「ひんッ!!!!(半べそ)」
しのぎ「ま、まぁまぁ、ここは抑えてくださいよ、ずんだ先輩」
「あひる先輩も、悪気があったわけじゃないんですから」
「ばにらっちょのことを思って、わざわざしてくれたんですから」
ばにら「あひる先輩。お気持ちは素直に嬉しかったです」
「けどやっぱり、かりんちゃんの件はもうちょっと」
「自分で頑張ってみるバニですよ」
「大丈夫! ばに~らも先輩になったバニですから!」
「VTuber歴もそれなりになってきましたバニですから!」
「きっときっちり教えられるバニですよ!」
あひる「VTuberを舐めるなぁーーーーッ!!!!」
「お前ッ! さらっと金盾達成したからって! 調子に乗って!」
「収益化するだけでも大変なんだぞ! 分かってんのか!」
「あんまり調子に乗ってると、お前も収益化の山で燃やすぞ!」
全 員(あひる先輩も、いろいろ苦労しているんだなぁ……)
―――――――
補足 収益化の山で燃やす
―――――――
特待生お披露目マイクラ配信にて、丹後ひじりと共に行った蛮行。
当時、最も配信者数が少なかった秋田ぽめらにマウントをとり、収益化の文字が燃える山で彼女を燃やした。なお、あひるも後で燃やして焼き鳥になった。
そして、今や二人とも立派なぽめらの娘である。
先輩と後輩の関係って難しいよね!
―――――――
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
あひるちゃんも、いろいろ頑張っているんだ。
いるんだけれど、いまいち実績が伴わないんだ。
そこのところ、分かってやってクレメンス。
ということで、ぐだぐだな感じで終わったあひるちゃんのアドバイス。ばに~らは頑張ると言っているが、もう既に一人じゃどうにもならない状態になっているから、こんなことになってるわけで。はたして、ここからどうするつもりなのか。そして、なんかわちゃわちゃしてたけど、住むところはどうする気なのか。ばにらのこの後の去就が気になる方は――ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます