第646話 三期生シンガポール旅行企画 その12
【登場人物】
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
出雲うさぎ DStars3期生 妹系巫女さん
五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
随分前に行っていた、三期生シンガポール旅行。
その公式動画がついに発表されたのだが……!
◇ ◇ ◇ ◇
キララ「こんにちは、DStarsJPのみなさ~ん!」
「私がIDのアケチ・キララで~す!」
ニーナ『ニーナ・ツクヨミです! よろしくお願いします!(英語)』
トゥパ『トゥパイだよ! ところで、ずんだ先輩とりんご先輩は……?』
う み「うわぁー! 本物のキララさんだ! 実在したんですねー!」
キララ「実在してますよ!w なに言ってるですか!w」
えるふ「ていうか日本語上手だね。びっくりだ」
しのぎ「本当だよぉ~! 隊長もびっくりたまげ太郎だよぉ~!」
うさぎ「えぇ~これくらい余裕でしょ?」
「見てて、うさぎが通訳してあげるから……!」
Bちゃ「おっと、ここでカジノで出番がなかった」
「うさぎさんが奮闘の構えをみせたぞ!」
「はたして彼女の英語力は……!」
うさぎ『こんにちは、DStarsIDのみなさん!』
『私はJP三期生の出雲うさぎです!』
『うさぎは動物のうさぎ。出雲は日本の地名です』
『一緒に来ているのは、同じ三期生です』
『センシティブ委員長の八丈島うみ』
『バニーガールレースクイーンの川崎ばにら』
『癒やし系エルフの五十鈴えるふ』
『おっぱい侍隊長の石清水しのぎ――だよ』
『私たちにとって貴方たちは、DStarsではじめての後輩です』
『だから、よかったら遠慮せずに頼ってくださいね?』
全 員「おぉっ! すごいッ!」
う み「なんて言っているのかわかりませんが、ザ・英語って感じですね!」
「よどみなく英単語が出てくるのは、流石は現役大学生です!」
ばにら「うーちゃん、やるバニなぁ! 素直にびっくりしたバニ!」
えるふ「キャラ的に、私が一番英語できなきゃいけないのに」
「なんかごめんねぇ~?w」
しのぎ「隊長は侍じゃけんね! 英語できんくてもええんよ!」
「あいきゃんとぉすぴーくじゃぱにーずぷりーず!」
Bちゃ「しのぎさん、それは流石にまずいと思いますよ……w」
「とはいえ、流石の英語力でございました」
「うさぎさんあっぱれです」
うさぎ「うへへへ、真面目に勉強しててよかったぁ……!」
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「通訳! 通訳までおるでな!」
「どうするたるとちゃん!」
「ばにらちゃんとニーナちゃんが、国際交流してまうでな!」
たると「落ち着いてずんさん! まずは深呼吸するさぁ!」
「大丈夫、うさぎちゃんもIDの娘たちも、英語が母国語ではないさぁ!」
「一度、違う国の言葉を挟むことで、ディスコミュニケーションが……!」
あひる「さっきから、この二人がなにを言ってるか、さっぱりわからんぐゎぁ」
りんご「あひるちゃん、海の向こうにいたもう一人の百合営業相手が」
「不意打ちで現れて、さらに意思疎通までできるとなれば……」
「そりゃ誰だって気もそぞろになるというものだよ!」
「ぶっちゃけ! 僕も気もそぞろさ!」
「親友が百合NTRされる様を、見せつけられると思うとね!」
あひる「りんごきしぇーわ! ついてけねーわ!」
りんご「ちなみに、僕はあひるちゃんが」
「ばにらちゃんと雑に絡んで仲良くしているところを見ると」
「親友の百合営業相手がNTRされ、さらに親友がNTRしているという」
「ダブルの背徳感で……どうにかなってしまいそうだよ!!!!(真顔)」
あひる「あひるのことそういう目で見てたんだ」
「もうあひる、りんごの友達やめよっかな……」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
この小説には、こじらせてる先輩しかいないのか。
実はナチュラルに周りと仲良くしているあひるが、一番百合キャラとしては最強なのでは? 先輩の中でも、特別ばにらも慕っている(&舐めてる)感もありますし。
そして、それが知られてしまったが最後、ハンターたちから逃げられない。
???「百合の芽は育つ前に潰してしまうでな……!(猛獣)」
???「あひるちゃん、綺麗な百合を守るためには」
「雑草は抜かなくちゃさぁ……!(清楚)」
???「あひるちゃん、しかし君ではばにらちゃんを幸せにできない」
「ばにらちゃんの幸せのためなら……僕は友とも拳を交えよう」
「受けてみろ! これが猫神拳だ……!(厄介先輩)」
まぁ、そんなことはともかく。普通にしゃべれる環境が発生してしまい、距離が縮まる気配がしてきた、ばにらとニーナ。インターネットを介して出会った二人は、現実でいったいどんなケミカルを見せてくれるのか。二人の百合が気になる方は――ぜひぜひ応援・フォロー・レビューなど、よろしくお願いします!m(__)m
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