第642話 三期生シンガポール旅行企画 その8
【登場人物】
横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール
東山ごりら DStars4期生 幸薄そうな清楚少女
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
出雲うさぎ DStars3期生 妹系巫女さん
五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ
石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
随分前に行っていた、三期生シンガポール旅行。
その公式動画がついに発表されたのだが……!
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「おや、うみさんはシャツを見ていますね」
「しかもペアルック。二人で並ぶと絵柄になる奴です」
「アイドルVTuberに恋愛は御法度ですが」
「誰かあげる相手がいるんでしょうか……?」
◇ ◇ ◇ ◇
ごりら「ぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼく……僕ゥッ!!!!」
らむね「シャラァァアアアップ!」
「うっせえわ、このすっとこどっこい!」
「春でもないのになに発情してんだ!」
「いや、そもそもゴリラに発情期なんてあるのか……?」
ごりら「いやだって! お局ちゃんが、お土産を選んでるから!」
「こんなん相棒の、僕に贈ってくれるしかないじゃん!」
「やっぱりうみは! 僕のことを愛してくれているんだ!」
らむね「おめー、昔のボーイフレンドとか、忘れられないタイプだな」
「やめとけよ。もう、うみパイセンはVTuberの二大巨星」
「ばにらパイセンとツートップの、次元が違うお方なんだぜ?」
ごりら「そうだけどさぁ……!(ぐすん)」
らむね「…………ったく」
「志望動機が『元相方がVTuberになったから』なんて」
「ふざけたVTuberは見たことねえぜ」
「しかも『元相方と一緒に、配信をやりたいから』なんてよぉ?」
ごりら「悪いかよ、変で! だって仕方ないじゃんか!」
「お局ちゃんが引退して、急にやることがからっぽになって」
「うみはどんどん忙しくなって、僕から遠ざかっていく……」
「うみの隣で、一緒に笑うには」
「僕もVTuberにならなくちゃいけないんだよ」
「そして、同じくらい面白いVTuberにならないと……!」
らむね「…………」
「ま、心意気はすばらしいじゃねーの!」
「Do One's Best! 俺たちにやれることをやっていこうぜ!」
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「お友達へのプレゼントですか?」
う み「えぇ、まぁ」
「そいつは、私にとってかけがえのない存在で」
「親友であり相棒であり、まな板でありごりらなんですけど」
Bちゃ「どういう関係なんでしょうね(苦笑い)」
う み「うみがこうして、VTuberとして活躍できてるのも」
「ぜんぶそいつのおかげなんですよ」
「だから、なにかしてあげたくって……」
Bちゃ「うみさん……」
う み「このバー○とアー○ーのシャツなんか」
「いいと思うんですよね……」
―――――――
補足 バー○とアー○ー
―――――――
コーンみたいな男(バー○)とカレーパンみたいな男(アー○ー)の奴です。
アー○ーがいつもなにかやらかして、それをバー○が尻拭いするイメージしかない。
なぜかあの番組を目当てに、セサミを見ていた記憶があります。w
面白いですよね、セサミスト○ート。(今も見られるのかしら)
―――――――
う み「もちろん、うみがアー○ーです!!!!(ドヤ)」
Bちゃ「本当に迷惑かけっぱなしじゃないですか!」
◇ ◇ ◇ ◇
ごりら「そんなことないよ! うみはアーニーなんかじゃない!」
「僕の大切な……ビッグバードだよ!!!!」
らむね「おめーは、オスカー・ザ・グ○ウチだけどな」
「部屋掃除しろよ。動物園のゴリラでも、まだもうちょっと綺麗だぞ?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ばにらに偏執的な愛を注ぐメンバーがいる一方で、うみちゃんにも熱狂的な愛を注ぐメンバーがいる。彼女を追いかけ、隣に立ちたくて、追いかけてきたごりらちゃん。
その努力が報われる日は、はたしてくるのでしょうかね……!
こういうひたむきなキャラも大事かなと、僕はちょっと考えております!
がんばれ、DStarsのチタタプ担当!
さて、そろそろよろしいのではないでしょうか。ここからは、大人たちの時間。そう――ギャンブル! 海外に来たのに、それをしないのはもったいない! カジノに向かう三期生! はたして彼女たちは勝つことができるのか――ぜひぜひ応援・フォロー・レビューなど、よろしくお願いします!m(__)m
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