番外編 またなにも知らされていないあひる ~嘘単独ライブドッキリ!~
第561話 またなにも知らされていないあひる その1
【登場人物】
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
【シチュエーション】
あひるちゃんドッキリ配信。(運営)
◇ ◇ ◇ ◇
りんご「またなにも知らされていないあひる」
「チキチキ! あひるちゃんドッキリ配信~!」
ばにら「いぇ~~~~い?(↓)」
りんご「はい、はじまりました」
「DStarsのみんなのおもちゃ」
「羽曳野あひるを騙して遊ぶドッキリ企画」
「司会は私、あひるちゃんの親友にして」
「三度の飯よりあひ虐大好きなVTuber」
「津軽りんごと~~?」
ばにら「こんバニこんバニ、こんバニ~!」
「なぜ呼ばれたのかよくわからない」
「DStars三期生、川崎ばにらでお送りするバニ~!」
「いや、ほんと、なんで呼ばれたんです?(真顔)」
りんご「いやいや、ばにらちゃん」
「なにをとぼけていらっしゃるんですか!」
「あひ虐と言ったら……ばにらちゃん!」
「いつもマイクラで、お散歩あひるちゃんを」
「酷い目に遭わせてキャッキャしてるじゃないですか!」
―――――――
補足 お散歩あひる
―――――――
あひるのマイクラ配信の俗称。特に高いマイクラスキルを持っていないあひるだが、なぜかお散歩するだけでハプニングと遭遇し撮れ高ができてしまう。なお、主に撮れ高の内訳は、ばにらによるあひ虐と、りんごによる詐欺の模様。
―――――――
ばにら「失礼な! まるでばに~らが悪いみたいな言い方!」
「やめてもらえますか! 風評被害です! 断固認めません!」
「あれは殴りやすいボディをしているあひる先輩が悪いんです!(ドヤ)」
りんご「だははははッ! 言うねぇ、ばにらちゃ~ん!」
「けど、たしかにそう思うよ! 隙の多いあひるちゃんが悪いよねぇ!」
ばにら「……いやまぁ、ちょっとくらいは悪いと思ってますよ」
「けどまぁ、そこも含めてあひる先輩のいいところですやん」
「後輩に無茶苦茶な目に遭わされても、笑って許してくれる」
「これがずんさんだったらと、思うとばに~らはもう!!!!」
りんご「おっ! 見せつけてくれるじゃないか!」
「元百合営業相手の前で、度胸があるねぇ!」
「そういうところが、悪戯うさぎって感じだね!」
ばにら(りんご先輩と二人で、司会やるって聞いた時は)
(ちょっとびびっちゃいましたけれど)
(なんだかんだでフォローしてくれるなぁ……)
りんご(ばにらちゃん、迂闊にずんさんの話題出しすぎだよ)
(プライベートの匂わせとか、もっと気をつけなくちゃなのに)
(まったく、まだまだ世話のかかる後輩なんだから……!)
(けど、そういうところが、溜まらないんだよな!!!!)
ばにら「はい、ということでね」
「今日はあひる先輩を、ひたすら罠にはめていく」
「公式企画となっております」
「おい! 公式! そんなことしていいんか!」
「よい子も見とるんやぞ!」
「いじめを増長する配信よくない!」
りんご「ばにらちゃんが言っても説得力ないよwww」
「はい、けど、よい子はマネしないでね」
「あひるちゃんは、海よりも深い心と、山より高い優しさ」
「そして……三歩歩けば忘れる、とり頭だから許してくれるけど」
「普通の人はそうはいかないからね」
ばにら「りんご先輩も酷い言い草じゃないバニか!」
りんご「まぁねぇ~! りんごちゃんの弄り方は、僕も一家言あるからさ!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はい、久しぶりにあひるの鳴き声が聞こえる、運営ネタ配信でございます。
公式にもあひ虐の代名詞として認識されているばにら。
りんごはともかく……後輩がそれってどうなんだ?
というか、りんごもよく考えたら後輩だこれ。(白目)
先輩はもちろん後輩からも面白いおもちゃと認識されている、かわいそうなVTuber羽曳野あひる! 仏の心がそうさせるのか! とり頭がそうさせるのか! なんにしても、今回もあひるは盛大に鳴いてくれそうです! 彼女がどんな酷い目にあうのか気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m
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