67. 久しぶりの小さな卵

毎日コザクラさんのケージ掃除をする時に

コザクラさんを放鳥させているが


昨日と一昨日は

飛ぶ様子を見せず

床に降りたり


餌を収納しているカゴの辺りを

ウロウロしているだけ


ケージ内でも

ここのところ

下に降りている事が多く


体のバランスが悪いのか

よくケージ内で落下して

悲鳴のようなものをあげている


娘達は

「もう年だから」

と言っているが


お腹に卵が有る時にも

同じような状態になる事が多い事と


もしかすると

落下した時に足を挫いたり

何かトラブルが有ったのかも知れないと心配していた


今日から学年末試験の次女は

昨夜は夜遅くまで起きていると

コザクラさんの異様な鳴き声を聴いたと言っていた


もしや……


と思い今朝になって

夜間に照明を避けたり

寒さ予防の為に覆っていた毛布を取ると


予想通り

可愛らしい小さな卵を産み落としていた!


相変わらずだが

無精卵なのを知っているからなのか?

温めるなどの動作をせず


その卵を産んだ事すら忘れているように

存在を無視し続け

マイペースに別の場所で寝ているコザクラさん


すっかり

身軽になって


今日の放鳥時には

きっと軽やかに飛び回るに違いない


コザクラさんへの心配が解消され

真っ白くキレイな卵が転がっている状態を

ありがとうございますm(__)m


………


たまたまその時だけ見ていたテレビ番組で

鳥さん達が

卵を温めるのは


母性本能ではなく

お腹を冷やす為という事を知り

驚かされましたが


夏になると

やはり

その説が正しいようで


卵の上に

身体を乗せている様子も見られます


その様子には

微笑ましいほどに

コザクラさんの母性を感じさせられます


真相を知ってからも

その温める仕草は

見た目的に癒されるので


この件に関しては

『見た目より中身!』

とは言えないですね……

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