夜桜
やあ、素晴らしい夜だね。
見事な花霞に朧な月も隠れてしまいそうだ。
こぼれるような花々が何もかも覆い隠してくれる。
怖いものも醜いものも、あらゆるものを花弁に包んで。
だから今だけは美しい夢の世界に浸っておいで。
悲しみも苦しみも全て忘れられるように。
そして夜が明けたら、また光の中に帰ってお行き。
私はいつだって、この温かな闇の中で君を見守っているから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます