一緒に太ろうよ

 タイトルを見て帰ろうとした方(特に女性の方)


 お待ち下さい。


 これは理系なりのまっすぐな(?)愛情表現なのです。


 いまから解説していくので読んで、納得していってください。


 ということでまずは前提知識です。


 今回はニュートンが「りんごが落ちているのを見て思いついてた(諸説あり)」で有名な「万有引力の法則」を使います。


 物質2つがあってそれぞれα、βとします。

 ここで、αとβがお互いに引き合う力をF

    αとβの間の距離をr

    αの質量をM

    βの質量をm          とします。

 このとき   F=G・Mm/r² (ただしGは定数)


 これが万有引力の法則です。




 これで前提知識は終わりです。


 ではなぜ、タイトルのような告白が理系の一部界隈で使われるのでしょうか。

 察しの良い方はもうわかっているかもしれませんが、まずαに男性を、βに女性をそれぞれ代入します。

 するとF=男性と女性が互いに引き合う力

    ⇔男性と女性に働く運命

    ⇔男性と女性がうまくいく確率


 となります。

 Gは定数なので、Fを大きくするには①お互いの体重を上げるという方法に行き着くのです。



「いやいや、rを小さくしたら良いじゃないか!」


 こう言いたい人がいるかもしれません。


 でもよく考えてください。


 人と人とが付き合う上で最も大事ともいえることの一つに距離感があります。

 いくら、うまくいく確率を上げるためとはいえ、距離感を近くしすぎることはいい方法とは言えないでしょう。


 だから、Mとmを大きくするしかないのです。


 Mは男性の体重

 mは女性の体重です。


 よって

「お互いの関係がうまくいく確率を上げよう」

 ⇔「一緒に太ろうよ」

 となるのです。




 一見失礼に思うかもしれませんが、これを言ってくれる方はとても告白相手を大切にする方だと思います。


 そんな方を大切にしてみてください

【Q.E.D】

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