2022年10月上旬① 次の作品
一先ず、コンテスト用の作品は書いてみた。
じゃあ、このまま続けて書いていくか。
そう思ったが、少し考えた。
どうなんだろうか。
別天地ルポルタージュは書いていて楽しいが、このまま書いていくべきなのか?
折角ならもうちょっと文章を書く練習になる感じの作品の方が良いのでは?
ううん。
どうしたものか。
ああ、くそ。
結論が出な―――馬糞!
勢いで書いた。
公開はしているけど後悔はしていない。
いや、ちょっとしてる。
だが、これで一つ、気持ちが整理できた。
自分の好きに書けばいいんだから悩む必要ないじゃないか。
別天地ルポルタージュは短いけどキリのいい所までは書いてある。
今の時点で完結させる気は無いけど、とりあえず置いておこう。
新しい作品を書くぞ。
世界観は別天地ルポルタージュの世界観を流用すればいい。
地理とかはこんな感じで、あんな感じで。
フォーカスを当てるのはどこの誰にするか。
元々、魔法科学の国の構想は有った。
じゃあそこにしよう。
魔法使いというのは『魔法の行使者』という意味であると認識して、
魔法の使い方を考える人を『研究者』とすれば色々と派生できそうだ。
つまり、一般的な呼称は『魔法使い』だが、職業分類は『魔法研究者』なのだ。
うん、これなら国内にいろんな性質の人がいても問題無さそうだ。
そうなると主人公をどうするか、という問題がある。
『研究者』である以上、理知的なキャラクターにするべきか。
こう、メガネをクイッてするような?
ううん・・・、あんまり主人公っぽくない気がする。
いや、そういう主人公の作品もあるし、それで面白い作品も一杯ある。
でも自分の頭の中の主人公像はそうじゃない気がする。
ああ、ならば『研究者』のイメージの対極を作ったらいいんじゃないか。
理知的で博識でクールでスタイリッシュな研究者、の真逆。
感情的で無知で元気印でちんちくりんな。
いや、流石に無知はダメだ、それじゃあ研究者じゃない。
知識が無い、ではなく、新しい知識を、とすれば?
それなら魔法研究の探究者、になるんじゃないか。
ここらへんで主人公の性質というか輪郭が浮かんできた。
性別は―――いや、女性だな。
その方が書いてて―(略)―
とりあえずメモ帳を起動して要素を書き殴っていく。
魔法科学の国にブルエンシア、と名付けた。
一応語源というか参考にした言葉はあるが、造語である。
国の要素をほんの少しだけ決めてみた。
主人公の要素を書く。
名前は・・・もう勢いで頭の中に浮かんだ名前で良いだろう。
彼女は『ジル』だ!
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