小説書き始めた初心者の覚書

和扇

2022年9月上旬 書き始め

会社員。

私は勤め上げていた。

でも、折れた。

ある日ぽっきり心が折れた。


それでおおよそ4か月。

無為に過ごしていたと思う。

友人に会って食事をしたり、どうにか気持ちを上向けようと旅行にも行った。

でも、何か足りない気がした。


とあるきっかけで、あいうえお作文を作った事がある。

その時に感じた。

ああ、こういう言葉遊び楽しいな、と。

その時はただそれだけだった。


しばらくした2022年9月、突然頭の中に浮かんだ。

『文章を書いてみよう』


昔から、妄想癖はあったかもしれない。

アニメや漫画で、こういうキャラがいたらどうなるかなぁ、なんて、

空想にふける事も多く有ったように感じる。

なんとも子供っぽい妄想だ。


だが、文章でそれを表現する、というのは格別に難しい。

アニメや漫画なら、一秒・一コマで見せられることを表現するのに、

頭を悩ませる必要がある。


それを自分に出来るのか。

碌に小説なんて読まない、ライトノベルを手に取った事すらない自分が、

物語を文字で表現する事なんて出来るのか。


考えたが、止めた。

文章を書く事ではない。

出来るか出来ないか、と考える事を、だ。


私の悪い癖である。

やろうとする時に腰が重い。

行動が遅い事で始められず、そのまま諦める。

何とも情けない悪い癖。


気楽に書けばいいのだ。

商売として書くわけじゃない。

ただ、自分の頭の中にる物語を取り出すアウトプットするだけだ。

上手く出来なくて当然。

自己満足でいいじゃないか。


そうして私は筆を執った。


じゃあ、何を書こうか。

そう考えた時にまず思った。

私は旅行が好きだ。

車で遠出するのが好きだ。

じゃあ、それを物語っぽく書けばいいんじゃないか。


そうして書き始めた。

初めての文章。

やはり色々難しい所が多い。

頭の中の実際見て、聞いて、体験した事を書こうにもその細部を書けない。

語彙が無い。

情景描写が難しい。


世の小説家たちは本当にすごい。

こうした部分を細かく書き、他人を物語にき込めるのだから。


苦心しながらもなんとかかんとか数話書けた。

が、やはり自分で見ても拙い文章だ。

このまま書き進めるか?


そう考えていた時にカクヨムサイト上である物を見つけた。

「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテスト。

へえ、こんなコンテストを開催しているのか。

多くの人が様々な作品を投稿している。


何か目的があった方が意欲も出るだろう。

そう思って書き途中だった作品を一旦止め、コンテスト用の作品を書き始めた。


上手く出来なくて当然。

自己満足でいいじゃないか。

そう思いながら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る