昨日の夜から、由菜ちゃんはボクの部屋に泊まってくれてるから、今も色々と話をしている。

由菜ちゃんは古典、日本の古文つまり紫式部だとか清少納言だとか竹取物語だとかをめっちゃ好きらしい。

｢ボクの高校の近くには伊勢さんの伊勢寺あるんやで｣

｢ええな～、伊勢さん。百人一首とかの伊勢さんなんやろ｣

｢そうやで。伊勢さんの句とか好きやし｣

｢うちも好きやわ。百人一首のカルタの絵とかでも伊勢さん気になってた｣

｢ほんま、それ｣

｢そのうち伊勢寺にも行ってみたいな～｣

｢そやな。行ってみよ｣

2022/11/21

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい