金盞花(カレンデュラ)

あれは約束の声に言霊を

幻として放してしまった

自分は従うことさえ

臆病になって消えたんだ


例えば君が安らぐ場所を

僕から遠い棲家に与えたいと

願って 祈って 朽ちて


自由とは形が色を濁しても

変化を恐れずに

独り歩きしてしまうものなのか


加速して喰っていく時代だ

何をすれば君に

すべを映していけるのか


優越して気高くいるものじゃない

引き換えれない 無償の愛を

拾い集めてかざしてみればいい


加速して喰っていく時代だ

何をすれば君に

きざしを映していけるのか


たゆまぬチカラを見せつけるんだ

なぞれない 硬筆の先に

涙で潤し光を翳してみればいい


加速して喰っていく時代だ…

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