防犯にさすまた

防犯を目的として学校や公共施設にさすまたが配備されてますよね。

でもあれを使って暴漢を捉えるのはなかなか難しいと思います。


10年以上前、学校に勤めてた時に、体育の先生と野球部の顧問と私の3人で暴漢役の警官を捕えようとしましたがまあ上手くいきませんでした。


相手がサスマタ慣れしてるというのもあるのですが、165センチくらいしかないおまわりさんに手も足も出ません。

さながら大量の弁慶が義経に翻弄されるが如しでした。


警官って本当強いので悪いことはしない方がいいと思います。


でも、そもそもさすまたが武器としてなかなか機能しないんですよ。

ひっくり返して柄で胴体をつきまくった方がナンボかマシな気がします。

でなけりゃポット持ってきて中のお湯ぶちまけるとか。


体育の先生は柔道やってたんですが、結局サスマタつかまれてそれ捨てて組みつきまして、野球部の顧問と私が両手をつかんで無理やりひねり倒して制圧しました。

もうサスマタとか関係ありません。


ちなみに20校にこの訓練をやって、取り押さえに成功したのは4校だそうです。


うち最後までサスマタを使い切ったのは1校だけで、甲子園の常連でした。

野球部の監督と顧問と副顧問が取り押さえたそうですが、サスマタをバッカンバッカン叩きつけて怯んだところで一斉に喉へつっこんだそうです。

生徒とか虐待してないか心配になります。

あとおまわりさんかわいそう。


でまあ、そんなあまり当てにならないサスマタなので、あれに期待しちゃいかんよなあと。


そう思って長い年月を過ごしていたんですが、この度、佐野機工さんという会社の防犯製品ラインナップを見ました。


動画で出ていますが、サスマタのように突き出して押し付けると、ベルトが巻きつくんです。


これはすごいですね。

非力な人でも訓練次第でそれなりに使えそうです。

ケガもあまりさせそうにないし。


この優秀なツールが犯罪者の手に渡らないよう心からお祈りします。

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