。 びっくりというか、日記

2022.11.19,20

初めての1人飛行機、東京、電車、演劇、井の頭公園。

好きな俳優の出る演劇を観るための、1泊2日のスピード旅行(?) 見るもの全てが新鮮で美しくて、楽しくて楽しくて、ワクワクとした気持ち。

沖縄から東京へ行く飛行機に乗って、これから東京へ行くのだ、1人飛行機に乗って、初めて九州より上に、と考えると、感極まって涙がこぼれた。それを3、4回繰り返したところで羽田空港に到着した。友人と初電車、PASMOを作った。武蔵境に泊まる所があったのでそこへ向い、初サイゼリヤでお昼を済ませた。価格に驚いた。空気の違いや紅葉する木々に興奮した。太陽の光のやわらかさにも感動した。

空気が霞んで、何か細かい埃のようなものが飛んで、太陽が当たるとキラキラとしていて、映画やアニメのあの表現は実際にそう見えるものを再現しているんだと知った。感動。風が吹くと紅葉した葉っぱがゆっくり降ってくる。どこを切り取っても映画のワンシーンのようで、ため息が出る。気分が上がる。

どうしても東京へ来たら井の頭公園へ行きたかったので、吉祥寺で降りて井の頭公園へ行った。すごく良いところで、楽しかった。もちを食べた。鳥を見た。スワンボートはカモより多かった。カップルウォッチングができる。

演劇を友人たちと鑑賞。大変よかった。私は色々なものに共感してしまうので、ぼろぼろ泣いてしまった。会場を出た後も涙は止まらなかった。落ち着いたと思っても、少し演劇のことを思い出すと涙が出た。

いつも通話している友人には初エンカウント、たくさんおしゃべりをしてすごく楽しかった。友人の記念すべき初めての逆上がり成功を見届けた。私も久しぶりに鉄棒ができて楽しかった。小学生の時のようにはもう動けないけど、あの頃の感覚に近づいた。

私はまだ精神的に小学生〜高校生くらいの気分のまま成人してしまったので、たまに(たまにどころか結構やっているけど)小学生みたいなことをしてしまうというような話をして、笑ってもらえた。

『がきんちょの心インフルエンサー』の称号をもらった。よくわからないけど、すごくうれしい。このまま大人になっていきたい。

ブランコも鉄棒も、夜の公園も、全部が眩しくて、寒いけど身体の内側はぽかぽかと湧いていた。寒いのも楽しいので好きだ。寒さで震える身体、すごく面白い。

東京でも星が見えることにびっくりした。(正確には惑星、木星だったか?)

終電の時間近くまでおしゃべりをした。星は手のひら1個分くらい移動していた。

知らない土地で、知らない場所で、0時過ぎまで外を歩くのははじめてで、しかも終電、逃したら野宿だ!と思うとドキドキしてたまらなかった、スリリングだ!ワクワクする!

ホームまで行って一瞬、わざと終電を逃して、全然別の電車に乗ってしまおうと思った。生きることを優先し、それは実行しなかった。結構ギリギリまで迷ったけど、ちゃんと武蔵境に戻った。


20日

この日はお昼から演劇を観る予定だったので、朝少し早く出て、近くの神社に行った。初めて銀杏を見た。おみくじを引いて、なんだかいい感じだったのでニコニコしながら、劇場近くの駅に向かった。お昼ご飯をコンビニで買って、劇場の隣にある公園でベンチに座りながらぼーっと景色を見て、むしゃむしゃと食べた。

落ち葉がたくさん落ちていて、風が通るたびカラカラと波が起きていた。風が見えるのがおもしろいと思った。そんなものは沖縄でも何度も見ているはずだけど、当たり前すぎて気づけなかった。冷たい風が私にあたって、風を感じる前に、落ち葉の動きや木々の揺れる音、葉の落ちる動きで風が見える、聴こえる、感じる。いい発見ができた。

観劇後、外に出ると雨が降っていて、本当は吉祥寺に行きたかったけどそのまま早いけど空港へ向かった。飛行機は20:15、空港に着いたのは17:00ごろ。時間を潰そうとうろうろしていると小さい本屋さんがあった。あ、と思った。小さい、けど、ほしい本が置いてあると感じた。いそいで入って、村上春樹の名前を探した。あった。目当ては短編だったけど、ちょっと気になっていたタイトルもみつけたので一緒に買った。(一緒に買ったものは処女作の後に読んでほしいと教えてもらったので、読むのは先になる)

飛行機を待つ間、楽しい思い出を振り返って寂しくなった。少し涙が出た。

飛行機に乗った後、また楽しかったなぁ、と考えて涙が出た。2回ほどで落ち着いた。上空でインターネットが使えるのは便利だなぁと思った。

途中、機体が激しく揺れ、乗客の数人が怯えた声を出していたが、私はアトラクションのようで楽しかった。ニコニコしながら身体を揺らし、アイソレーションまでしてしまった。側から見れば狂人だ。やめた方がいい。目の前の暗い液晶パネルに映る楽しそうな自分は面白かった。

疲れていたのか眠かったのもあって、本はあまり読み進められなかったが、ゆっくり読めばいい。空港に着いて、東京との気温差に笑った。

空港にはお母さんが迎えに来てくれた。すこし旅の話をした。家に着くと、なんだかあの旅は夢だったような気がして、ちょっと怖かった。

おわり。幸せな週末だったなぁ


・日記のような。すごく幸せな旅だったので、記録。また旅をしたら書き残すかも。

また行きたい。

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