③人類最後のオクトパスお母さん
ccdcm
プロット
■参考作品(あればで構いません)
けものフレンズ(アニメ)
グロリア(映画)
■世界観(ファンタジーなら詳細に、ラブコメはSF要素等を強く取り入れないならサラッとでもOK)
・疫病により地上生物が死に絶えた地球。
住処を探し求めてやって来た宇宙人が、環境適応のため生き残った生物と融合。人型の融合生物となり、新たな地上の支配者となった。
・融合生物は合体した生き物の影響を強く受けるため、知能は低下し、文明も大きく後退。広大な自然と大地の中で、原始的な生活を送るようになる。
・魚介類ベースの融合生物が幅を利かせ、昆虫ベースは更に知能が低く、数は多いが戦闘力も低い。
・高い知能を持った融合生物も僅かに存在する。超技術を使用できるが、哺乳類クローンの制作や、書物などの失われたカルチャーを再現して懐かしむことしかしない。
そんな彼らを皆は“ノスタルジー”という言葉と、融合した生物のイニシャルとを合わせ「ノスタルG」と呼んでいる。
■主要キャラクター ・ビジュアル・性格・セリフイメージ等
●ミィカ(風ノ美委華)
人間。10歳の少女。セミロングの黒髪。
患者服を着用。後にオクティー制作のワンピースを愛用する。
自分がカワイイことを自覚しており、カワイさでどんな困難をも乗り越えて来た。
年齢以上に聡明で狡猾。
自立しているが、心の奥底では自分の本質を受け入れてくれる存在を強く求めている。
「こんなに可愛くてッ! 可憐でッ! 愛らしい私をーーーッ! 見殺しにするんですかーーーッッ!!?」
「バケモノが。私からの“ご褒美”しか喜べない身体にしてやる」
「そんなのヤダ……私のお母さんになってくれるって言ったじゃん……!」
●オクティー
タコ人間。28歳くらい(実年齢は倍以上)の女性。
赤いロングヘアー(実は触手)に、身体の至る所に吸盤。
へそ出しのトップスと、中央にスリットの入ったロングスカート(実は触手)。
ケンカが大好きなヤンキー。地上最強になりたいと思っている。
実はオシャレ好きで服も自作だが、役に立たない趣味だと割り切り、周りには隠している。
「アタシはオクティー! 地上最強の称号、レヴァアタンを手に入れる予定のモンだ! 10人かそこらで、勝てると思ってんじゃねェーぞ!!」
「ち、ちげーし! ちょっと吸盤がひっ付いただけだしっ……!」
「うるせェー! アタシはもう、レヴァアタンより『オカーサン』になりてェんだよ!!」
●シャーカス
サメ男。20歳くらい(実年齢は倍以上)
青い肌に、片目を隠した長髪。
骨を削って自作した刀を所持。野武士のような見た目。
卑屈で皮肉屋。
腕が立つため擦り寄って来る者が多く、非常にウンザリしている。
本当は義理堅い性格で、忠義を果たせる相手を探し求めている。
「けヒャヒャ! これは御笑いだァ〜。間抜けが必死に、利口のフリをしてやがる」
「笑えよ……おめェさんが大嫌いな、“ジコギセイ”ってヤツだぜェ……!」
●ウニー
ウニ男。40歳くらい(実年齢は倍以上)
トゲトゲの頭部を持つ、筋肉モリモリの巨漢。
常にトップレスで、レスラーのような格好。
無口で争いごとが苦手だが、強そうな見た目故に、何もせず敵が逃げていく。
見た目に反し、実はかなりの読書家。己の知識を活かせる機会を探し求めている。
「ふむ……」
「これは解説が必要かな……? 必要じゃない?? うむ……」
●イルルカ
イルカ男。90歳くらい(実年齢は倍以上)
オクティーの住む村の長。
顔はイルカだが、手足が生えている。
立派な顎髭を生やした長老スタイルだが、声や喋り方は幼い。
色々なことを知っているので皆から頼りにされているが、ド忘れが激しい。
「キミは大病を患ってるね。それでコールドスリープをさせられてたんじゃないかな」
「つまり、ほら……何とか何とかだよ。その……うん、ごめん。思い出したら言うね」
●サモン
シャケ男。50歳くらい(実年齢は倍以上)
顔はシャケだが、手足が生えている。
適当に布を身体に巻いた原始人スタイル。
鋭い牙を持ち、何でも食糧だと思って齧ろうとする。
粗暴でワガママ。暴力的な性格だが、彼を慕う仲間は不思議と多い。
実は責任感が強く、自分が村の食糧を確保しなければいけないと思っている。
「珍しい肉ダ。俺に味見させロ」
「だったら答えろヨ……! その“オレイ”っモノが、明日の飢えを無くせるのカ? みんなに“安全な明日”を与えられるのカ? 答えろヨォォ!!」
■物語構成
・全6章構成、12万文字くらいの1巻を想定しています。
【第1章】
・地上最強を目指し日々ケンカに明け暮れているタコ女オクティーは、眠っていた謎の少女ミィカと出会う。
・1対10のケンカに勝った証人として、オクティーはミィカを村へと連れて行く。
・村の長老イルルカにより、ミィカが不治の病を罹っていることと、コールドスリープさせられていた事が解る。
・月花ヶ丘に行けばミィカの病は治せると言うイルルカ。ナワバリの外で腕試しをしたいオクティーは、ミィカと共に丘へ向かう。
【第2章】
・ナワバリを出たオクティーは、目的を忘れて強者にケンカを売りまくる。
・東の強者シャーカス、西の強者ウニーと、ケンカの末に熱い友情を手にする。
・無敵の強者パーティーにより無事に月花ヶ丘に到着。ミィカの病気は回復する。
・村に戻った一向。人間について調べていたイルルカから、人類は既に滅亡していることを知らされる。
【第3章】
・意気消沈のミィカに、オクティーは服を作ってあげる。
・初めて他人の為に作った服。ミィカにお礼を言われると、オクティーは未知の感覚を得る。
・新しい仲間たちと村でしばらく暮らすが、実はミィカの病気は完治しておらず、体調を崩す。
・ミィカの病について深く調べていたイルルカから、彼女の病気は生物を絶滅させるほどの危険なものであると告げられる。
・平和のためにミィカを迷兎の洞窟にある“虚空”に落とす(それ以外に安全に処理する方法がない)事を提案するイルルカ。
・反対するオクティーたちは、ミィカを連れて再び月花ヶ丘を目指す。
【第4章】
・月花ヶ丘に着き、ミィカの病状が治まる。安息を手に入れるオクティーたち。数日後、イルルカの使いがやって来る。
・オクティーが居なくなったのをチャンスと見て、他の部族が攻め込んで来たと言う。
・ようやく手に入れた幸せの日々。しかし村の者たちも大事な仲間だった。この地を離れたくない気持ちと助けに行きたい気持ちで揺れ動くオクティー。
・しかし彼女はミィカに気持ちを後押しされ、仲間たちと村へと走る。
・村に着くが、ほぼ壊滅状態。傷ついた仲間たちの姿に激昂するオクティー。そこに他部族と共に、仲間のはずのサモンが現れる。
・サモンはイルルカたちを敵に売ったのだった。
・オクティーにボコボコにされるサモン。しかし売ったのはイルルカたちだけではなく、ミィカに関する情報も含めてだった。
・ミィカは既に捉えられ、迷兎の洞窟へと連れ去られていた。
【第5章】
・虚空に落とされる寸前、オクティーが駆け付ける。
・しかし卑劣な方法によりピンチに。ミィカは自分が虚空に落ちるから彼女を見逃してほしいと懇願。敵はそれを了承する。
・オクティーへの感謝の言葉とともに身を投じるミィカ。そこへオクティーも一緒に虚空へ。暗黒の中で二人は抱き合う。
・暗闇の中で二人は、“星の意思”と出会う。
・“星の意思”は、自分が傲慢な人類を滅ぼしたと言う。
・“星の意思”曰く、『思いやりの心こそが罪。思いやりにより他者を裁き、破滅へと向かった』と言う。
・オクティーはそれでもミィカへの気持ちを捨てたくないと言い、彼女も頷く。
・「ならば後悔を献上する」と返し、オクティーは村に戻される。
・みんなとの再会にホッとするのも束の間、見たことのないほど巨大な怪獣が村に迫っていた。
【第6章】
・イルルカは怪獣を見て、あれはミィカであるとオクティーに伝える。
・彼女の病気とは、身体の怪獣化。コールドスリープにより封印されていたのだ。
・村のみんなで応戦するも、怪獣の力は圧倒的。そこでオクティーたちは、月花ヶ丘へ誘導する作戦を提案する。
・みんなの力で怪獣を誘導。月花ヶ丘が持つ願いの力と、“星の意思”に触れて強化されたオクティーの決意によって、怪獣は少女へと姿を戻す。
・腕の中で眠るミィカを見て、オクティーを彼女を二度と怪獣化させず守り通すことを皆に宣言する。
「何故そこまでするのかって? それは、アタシがこの子の『オカーサン』ってヤツだからだ……!!」
-END-
■2巻以降では……
A.他のナワバリから父性を宿した者が現れ、オクティーとどちらがミィカの親として相応しいかを争う。
B.成長したミィカは親離れを始める。しかしオクティーはまだ子離れできない。2人の仲は拗れていき、やがて大勢を巻き込んだ争いごとへと発展する。(争いの内容は運動会的なものを想定しています)
C.“星の意思”がミィカたちの「思いやり」を破壊する為、宇宙から侵略者を引き寄せて来る。異常なほど友好的な侵略者たちだったが、少しずつ彼らに星が乗っ取られていく。
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