作中用語の解説 (2024/5/31更新)

本作品に出てくる専門用語などの解説ページです。

劇中で説明不足気味になっているワードが中心です。


なお、なるべくネタバレには配慮しておりますが

ある程度 本編をお読みいただいた上で

閲覧されることを推奨いたします。



◆SS (ソウル・スプレンダー)


30レベルに到達することで開示されるステータス情報。

魂の状態に応じてⅠ~Ⅹのエリア番号が振られ、

その後ろには意味深なアルファベット表記が続く。


例:SS-Ⅲ(C)


エリア番号はレベルキャップ(上限)と紐づいており

Ⅰで30レベル、Ⅱで60レベル、Ⅲで90レベル……と

数字が進むにつれて30ずつ解放されてゆく。

また入場できる町や地域も、この番号に左右される。



◆固有スキル


プレイヤーごとに効果が異なる、特殊能力の総称。

こちらはレベルが上がっても増えたりはせず、

ひとりに扱える固有スキルはずっとひとつのまま。

※各キャラクターが持っているスキルは

 下記の話数にて名前と効果の説明が入っています。


佳果  :第1話 夢の現実

楓也  :第12話 不可抗力

アーリア:第12話 不可抗力

ヴェリス:第16話 偶然は必然に

シムル :第38話 どうしてちがうの?

零子  :第72話 イレギュラー

ガウラ :第160話 裏技

フルーカ:第198話 権限

チャロ :第206話 開戦

明虎  :第253話 代行



◆魔法


源泉となるエネルギーを利用することで扱える異能。

使用後はCT(クールタイム/再使用待機時間)が発生する。


アスターソウルにおける魔法は無詠唱が基本であり、

イメージを具現化させる訓練をおこなえば誰でも発動可。

ただしレパートリーや効果の度合いについては

当人の魂がもっている素のステータスに依存するため

向き不向きがあり、ほぼ使用しないプレイヤーも多い。

また等級が存在し、伝説級になると前人未到の場合も。

CTは術者の現在ステータスと等級により変動。



◆ステータス


その人の魂により初期値がまったく異なり、

またレベルアップ時の伸び方も違う仕様。

以下は現在確認されている項目を列挙したもの。


体力HP :0になると町へ強制送還。

生命力VIT:これにより最大HPが変動する。

持久力STA:スタミナ。疲労度に関係する。

筋力STR :運動効率に影響がある。

攻撃力ATT:STR等を含めて算出される。

威力値POW:技のダメージ計算に適用される。

巧緻性DEX:器用さの意。命中率も左右する。

敏捷性AGI:素早さ、瞬発力、回避率を兼ねる。

知力INT :習得できる魔法の数を司る。

魔力MAG :魔法の効力が上下する。

精神力MND:魔法精度・打たれ強さ等に影響。

集中力CON:クリティカルの成功率に直結。

防御力DEF:身体の頑丈さと耐久力を示す。

貫通力PEN:防御無視率。ダメージ効率が変わる。

気絶値STU:攻撃時に伴う。閾値を超えるとスタン。

気力値ENE:高いほど気絶しにくい。

意志力WIL:全てのステータスに影響がある。

斥力REP :相手と乖離するほど干渉性が低下。


一部の能力はレベルに比例せず固定の場合があり、

それらは装備やバフでも伸ばすことができない。

またSSとステータスは必ずしも相関関係にない。


クリティカルの発動については集中力以外にも

敵の弱点や急所を正確に捉える目と技術が肝要。

なお気力値、意志力、斥力は隠しステータスで

画面上から確認することはできない。


興味深い事例として、気力値と精神力が高い者は

体力が0になっても一定時間その場に残り続け

閾値を超えて蓄積した気絶値に耐えたケースがある。


なおとりわけ1~60レベルくらいまでの間は

能力値の低い部分と連動する所作をおこなう際

現実より身体が不自由に感じられることがある。


ちなみに所謂MPに相当するステータスは存在しない。

これは前述の“源泉となるエネルギー”が

術者の内側でなく、外側にあることに起因する。



◆状態異常


術者のレベル÷2の対象には必中、即時発動する。

(このバランスを故意に崩せるアイテムもあるとか)

基本は、何度も働きかけて蓄積量を稼ぐ要領となる。

レベル差があまりなかったり、高レベル同士の戦いでは

状態異常が通ることは稀。しかし例外的に

古の理に則った魔法を用いれば通るというケースも。

効き目、効果時間については魔力・精神力などで変動。



◆インベントリ


ゲームプレイ中に得たアイテム類を格納できる倉庫。

倉庫といっても実体があるわけではなく、

実際にはプレイヤーの魂内で管理をしている模様。

画面上の操作だけで出し入れを完結できるのが嬉しい。


なお、一部のアイテムはインベントリに入らない。

お金に関しては預金口座のように使えるが

支払いや譲渡をおこなう場合は現金化が必須となる。



◆プレイヤーとNPC


ゲームがインストールされたデバイスを通じて

アスターソウルにログインした人間をプレイヤーと呼ぶ。

対してNPCは、最初からゲーム内にいる人間を指す。

特徴的な仕様として、プレイヤーとNPCが戦った場合

ダメージ判定や痛みが伴わない点が挙げられる。

一方、プレイヤー間の争いにはそれらが適用され

やり過ぎると強制切断やログイン制限が発生する。



◆ベラーター


初心者支援団体に属するプレイヤーのこと。

ベラーターになるには団体の許可を得る必要があり

資格としてSSⅧ以降、他にも多数の才覚を問われる。

はじまりの町ヴァルムに一定の人数が常駐しており

初心者に対して良心的なサポートをおこなっている。


基本的にはアドバイスやゲーム仕様の説明が中心で

冒険の心構えを教えるだけにとどめているが、

本当に前知識がなかったり、危うさを感じる初心者には

アスターソウル内に存在する国から支援金を受給させ、

それを使って装備を整えるところまでアシストする。

この場合ベラーターはその初心者のパーティ扱いとなり、

当人が拒否しない限りは、以降の旅路に同伴する決まり。



◆ギルド


お馴染み、仲間を募って結成したグループ名の総称。

エレブナという町で創設の申請をおこなえるが、

この町はSSⅥ以降でなければ入場できないため

SSⅤ以前のプレイヤーは既存ギルドへの加入が原則。

ひとたび所属するとギルド名=パーティ名となり、

ゲーム内の依頼掲示板を閲覧する権限を得られたり

公的な活動の幅が広がってゆく。加入・脱退は自由。



◆おしゃれ着


装備とは別枠で、外見だけを変えられる衣装のこと。

適宜、物理的に透ける機能がそなわっており

魅力アップを図りつつも実用性を損なわぬ優れもの。

転んだり、敵の攻撃を受けたりしてしまうと

汚れや破れは生じるが、ショップですぐに直せる。


おしゃれ着のなかには、髪や瞳の色に始まって

見た目年齢などにも変化を及ぼすものが存在する。

また自分でデザインしたものを

各町の販売店に卸して楽しむプレイヤーもいる。



◆武器


61レベル、つまりSSⅢ以降から所持できる得物の意。

61未満のレベル帯では身体の動きが制限され

ぎこちなくなりがちで、武器を使うことで逆に

戦闘力が落ちてしまうケースがあるようだ。

加えて、そのストレスも相まってか

同レベル帯のプレイヤーは相対的に

加虐心が強い傾向にあるという統計が出ており、

辻斬りなどの発生を忌避する意味も含めて

この仕様になっているのではなかろうか? と

とある雑誌の記事に書かれているらしい。



◆フィラクタリウム


某町で採れる特産鉱石。フローライトに似た美しさを持ち

比較的希少な物質であるため、贈り物にはもってこい。

加工したアクセサリーはどことなく神聖な感じがあり、

身につけると気分が落ち着いて、安心感を得られる。

実際に不思議な力が宿っているとかいないとか。



◆熟練度


料理、アクセサリー製作、採掘など

創造を前提とした行為に絡んでくる要素。

熟練度が低いうちは現実世界と変わらず

アナログの手作業を必要とするが、

高くなってくると自動化も可能に。

ただし熟練度をカンストさせるためには

途轍もない練習量が要求される上、

現実の身体能力で臨まなくてはならず

複数の技術を極めるのは至難の業である。



※このページは必要に応じて常に加筆・修正をおこないます。

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