第2話
なぜ、不登校になったかって、それは中学1年生のころ。
僕は基本的にふざけるタイプの人だった、そして何か動いていないと落ち着かない。
たしか、10月21日とかだったかな、その日は期末テストだった、5時間目の理科のテストでのこと、僕は普通にテストを全部かいた、でもまだ終了の時間まであと15分ぐらいあった、今更だが僕の席は端っこの窓側だ、だからぼくは、ぼーと空を見つめていた、そしたら先生が僕の方に来て、「窓の方を見ない!」と言われた、「なんでですか」と聞いたら、カンニングを疑われたらしい、昔に窓に答えを書いていたひとがいたらしい。なるほどと思い僕は「わかりました!すいません。」と言い、先生が「わかればいい」という感じで、その時は終わりました。
この先生を佐藤先生と僕は呼んでいる。
なぜなら苗字が佐藤だからだ。
そして、あと5分で終わる時に僕は急に佐藤先生にあたまを思いっきり殴られた、その瞬間、何が起こったのか全く分からなかった。
どうやら無意識に窓の方を向いてしまっていたらしい。
僕はあまりの痛さに泣いてしまった。僕はまだ子供なので、ヒック、ヒックと泣いていた。
周りの生徒にも聞こえていただろう。
そして理科のテストが終わり、先生に呼び出された。そしていろいろ説教された。
確かに、窓の方を見てしまった、僕が悪いんだけど。
そして、僕は泣きすぎて呼吸困難になってしまった。すぐ保健室へ運ばれた。はじめての経験だった。
手先が痺れて感覚がない。
すぐさま、親が呼ばれた。
隣から親と佐藤先生の会話がちょっとだけ聞こえてくる。
「なんでうちの子を殴ったりしたんですか。」
「誠に申し訳ございませんが息子さんにもちょっと問題がありまして‥。」
「理由があっても生徒を殴っちゃダメでしょ!」
「確かにそのとうりなんですが‥」
などの会話が聞こえてきた。
親に申し訳なくなった。
そのあとに親が保健室へきて、ぼくと家へ帰った。
家でも泣いた。たくさん泣いた。僕のせいで親に迷惑をかけた。僕が窓の方を見なければ。でも殴ることないじゃん。いや僕が悪いんだ。
などといろんなことを思った。
そんなことを思っているうちにいつのまにか寝ていた。
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