シかく

ほの凍む骨に肉の束を生やし

根を下ろす血脈の胎動は

儚い白色で覆われている


頭室にしまわれた私と

心室に木霊する命音と

他の意識に宿ることの

なんと尊い愚かさか


私意識を未来へ運ぶ

終わりゆく現在よ

埋まらぬ孤独の慰めに

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