　2010年のボクシングの映画です。

　ボクシングと言えば、『ロッキー』であり『クリード』ですが、こっちは実話ベースの家族の映画です。

　あ、この表現だとほのぼのしそうですが、全くそんなことはありません。

　勝てない新人ボクサーの弟と、昔は有望なボクサーだったのに今は麻薬などにも手を出すトレーナーの兄、マネージャーの母親。

　お金欲しさに弟に無茶な試合ばかりさせる、完全に家族にとらわれた形の弟を、恋人が自立させますが、結局兄は刑務所に入るところまで落ちぶれます。

　ただ、トレーナーとしての兄の戦法が自分に合っていたと気付いた弟は、出所した兄と組んでまた上を目指し、そしてチャンピオンになるまで、のお話です。

　ボクシング映画は逆境でも立ち上がる、倒されても立ち上がるが信条な気がしますが、そこはご多分に漏れずです。

　でも、泥臭くていい映画だと思います。

　いや、格闘ものだし、意見は分かれそうですが。

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