第136話 ナルニア国物語

 古典児童小説の映画化です。

 第2次世界大戦下のイギリスが舞台で、4人兄弟姉妹が異世界に入り込む話です。

 シリーズ化されています。


 なんで『指輪……』や『魔法学校』じゃないのか?

 我ながらひねくれてるなぁ、と思いつつ、でも面白いですよ。


 1番印象に残っているのは、この話は元来私が腑に落ちないと思っていた、異世界物のテンプレ部分に答えている点。

 ナルニア国に転移した兄弟姉妹は、その世界で大人になるまで過ごして後、元の世界に戻ってきます。

 年齢は元の子供のままで。

 次章の最初に現実世界と折り合いがつかなくなる兄弟が出るんですよ。

 「やってられるか‼僕は大人なのに‼」って。


 異世界転生・転移って、転生ならまだましとは思いますが、みんな『元の世界』を持っているんですよ。

 特に転移‼

 『もう帰れないよ。こっちの世界に協力して』って、ありえないはずです、実際問題。

 だから、自分で書くにしても『天涯孤独』とか、元の世界から切り離しやすい理由をつけますが……

 モヤっとするその部分に、モヤっとしてくれたこの映画が好きですね。


 あ、普通にきれいな映像の冒険ものなので。

 明後日からのコメント、申し訳ないm(__)m

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