第109話 日々是好日

 茶道の映画です。

 樹木希林さんがお茶の先生で、そこにお稽古に通いだした女性の話です。


 茶道……

 付き合いでやったことはあります。

 若い私は『おいしく飲めればいいじゃん‼』の姿勢でしたが、たぶん、ああ言う所作の1つ1つに意味が込められているんだろうな。

 映画の中でも何の説明もないまま、形のみ教わります。

 形を繰り返して、そこに魂が入っていく感じです。

 主人公は良い日も悪い日も、ただ黙々と繰り返します。


 テストなどはすぐ結果が出ます。

 多くの習い事も区切りがあります。

 「水泳1級になった‼」とか、「書道初段になった‼」とか。

 茶道はすぐ結果が出ません。

 でも、たぶん、それでいいんだと思います。


 人生を丁寧に生きる。

 毎日を繰り返していく。

 そう言う映画でした。

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