第9話 ハクソー・リッジ

 沖縄戦を、アメリカ側から描いた映画です。


 なかなか落とせないハクソー・リッジの攻略にやっきになる米軍の中に、『自分は誰も殺さない』と銃を持たない衛生兵がいます。

 『汝殺すことなかれ』を戦場で守っています。

 激戦の末撤退、多くの負傷兵が崖の上に取り残される中、勇気をもって助けに行ったのは丸腰の衛生兵で……

 って感じだったと思います。


 映像はグロいし、かなりリアル。

 助けれらた人も、助けられない人も多々いる中で、目を逸らしたいのに逸らせない、ひどくリアルな戦場です。

 丸腰で、敵の中味方を助けに戻るなんて、少年漫画にもない英雄的行為ですが、それが受け入れられるのは実話ベースだからでしょうか?


 沖縄戦だから、敵側から聞こえるのは日本語です。

 それが同時に胸が苦しくなるようで……


 悲しいけれどいい映画です。

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