第9話 「拓海の裏」


俺は琉斗。

本名は「影月琉斗かげつきりゅうと」。

俺は半年前、突然のドッキリにまんまとかかった。

その後は、笑って、怒って、喜怒哀楽な生活が続いていた。

だが、そんな生活は一瞬にして終わった。



拓海の家は、何か隠し事があるらしい。

あ、ちなみに本名は「鎌井拓海かまいたくみ」。琉斗の親友だ。

隠し事とは、いったい何なのか。

拓海の部屋にあるロッカーの中には、拓海と琉斗がいる写真や、それ以外の人が写っている写真がわんさかあった。

俺はこの真実を、今日知ることになった。。。



‐in 拓海家‐


「拓海!今日も来たぜ!」


「おお琉斗、もう来たのか!じゃあ、こっちで遊ぼうぜ!」


「ああ!」


俺は昼の1時から拓海の家に来て、一緒に遊んだ。

拓海の家に遊びに行ったのは2年前。

そこから仲が良くなっていった。

でも、何かおかしい。

拓海の部屋には入らせてくれないんだ。

何か恥ずかしくて見せることができないものでもあるのだろうか。

俺は今日、こっそり入ることになった。

実は1年前から、父母は拓海の部屋に入っていないというのだ。

俺はその真実を暴いてやろうと、部屋に入った。



入った途端、俺はビックリした。

なんと柏の遺体がベットにあるのだ。

手の跡が壁に張り付いており、血のついたナイフや包丁が机にある。

もうあのヤンデレ柏のような感じだ。

すると、後ろから声が聞こえた。


「はいっちゃったね。もう真実を隠すわけにもいかなさそうだ。」


拓海の声だ。俺は大きく後ろを振り向いた。

そこには、死んだ父母がおいてあり、拓海の顔が超顔の近くにあった。

俺は驚愕して、後ずさりをした。

拓海がおかしい。これはドッキリでもなさそうだ。

拓海は言った。



「琉斗、大好きだよ」




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