臆病ヒーロー
Colin
はじめに
もし、恋人、友人、家族、大切な人が突然変わってしまったり、いなくなってしまったら?
自分の命が長くないことを知ってしまったら?
私は、とんでもない恐怖と焦燥感を覚える。この世の終わりとも思える。
キューブラ=ロスの死の需要過程を知ったのは看護学生の頃。
否認と孤立→怒り→取り引き→抑うつ→受容。
余命が宣告されている死には、これが本当に当てはまると思う。
それは、本人然り、その周りも。
時間は止まることなく進んでいく。
経験したこともその時々の感情も、時と共に、風化し、美化され、変わっていってしまうかもしれない。
思い出せなくなる日が来るかもしれない。
大切な言葉、声、心の動き、しぐさ、匂い、感情、一語一句、ひとつ残らず思い出せるだろうか?
うすら覚えになってしまわないだろうか。
この記憶は正しいのか、その時どう感じていた?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます